ざっくり言うと
- 都内でも自然を満喫できる。サクラの名所としても有名
- 井の頭自然文化公園は子供にとって魅力的なものばかり!
- ぺパカフェフォレストなど人気の飲食店もあって1日過ごせる公園
- 魅力的なイベントが多数開催される
- 手作りアクセサリーなどのアート系手作り作品の出展、大道芸や個性的なパフォーマンスなどがある
- 開催日:毎週土・日・祝日
- 開催時間:午前9時~季節による時間設定
- 開催場所:公園内池周辺のエリア
子育てするなら吉祥寺で、と考える人も多いのではないでしょうか?吉祥寺は、住みたい街ランキングでいつも上位をキープするお馴染みの街ですね。
私も何度も吉祥寺に行ってるので、おしゃれなカフェなどは知っていましたが、住みやすい街と言われる吉祥寺が、子育て世代にとってもいい環境なのか、気になって調べてみました。
子育てや教育にもいい環境なのか、子育てママ目線で存分にお伝えします。憧れの吉祥寺に引越したけど、思ってたのと違う!なんてことにはさせませんよ。
吉祥寺を楽しもう【井の頭公園】
吉祥寺といえば、井の頭公園を思い浮かべる人も多いのではないでしょうか。井の頭公園は、市民の方はもちろん、多くの人に愛されている歴史のある公園です。
正式名称は、井の頭恩賜公園。吉祥寺のある武蔵野市と、お隣の三鷹市にまたがった場所に位置しています。
公園は、池を中心にサクラ、イシデ、ヒノキ、モミジなどおよそ2万本の木々が植えられています。季節を感じられる豊かな木々。鳥のさえずり。お散歩するのに最高のロケーションです。
楽しめること間違いなし「井の頭自然文化園」
井の頭公園には、井の頭自然文化園という動物園があります。動物と触れ合えたり、ミニ遊園地や遊具もあって、子供が真っ先に行きたがる場所です。
広すぎず、小さいお子さんでも十分に楽しめるので、子供の公園デビュー、動物園デビューにもおすすめですよ。
園内には、子供たちに人気の「モルモットふれあいコーナー」があります。公園に動物園に遊園地、井の頭公園でこれだけ遊べるなんて、都内にも魅力的な公園ってあるんですね。
モルモットふれあいコーナーの事前学習ムービーがありましたので、ご紹介しますね。
可愛いですねぇ、モルモット!
そんな子連れファミリーにとって魅力的な井の頭公園ですが、人気スポットゆえに週末になると、観光客など多くの人が訪れます。さらに、お花見シーズンには、尋常じゃないほど混雑してしまいます。
混雑時は、大人一人でも思うように歩けないなんてことも。子供連れとなると荷物も多いので、より大変に感じてしまいますね。せっかくの公園も、これは少し残念ポイントです。
井の頭公園をゆっくり楽しむなら、平日がねらい目です。
多才なイベントも目白押し
井の頭公園は、2017年に100周年を迎えた歴史のある公園です。
公園を核とした、さらなる賑わいのためにと企画されたのが、「井の頭公園アートマーケッツ」や、街と漫画家、アニメスタジオが創り出したお祭り「吉祥寺アニメワンダーランド」などのイベントです。
- 吉祥寺の商店街、武蔵野商工会議所、吉祥寺在住、もしくはゆかりのある漫画家、アニメスタジオが主体となったアニメイベント
- 1999年より開催
- 映画祭やアニメ上映、アニソン歌手らが出演するステージイベント、ワークショップ、物販などの催しがある
- 開催日:毎年10月の第1・第2土曜日・日曜日を中心に開催
- 開催場所:井の頭公園内野外ステージ、吉祥寺シアターなど
こういった都会ならではのイベントがあるのも、吉祥寺の魅力の一つです。
都内近郊のお出かけスポットに関する記事はこちら。
吉祥寺の子育て支援【支援施設】
吉祥寺って買い物には不自由しないのですが、意外と小さな子供と行ける施設が少ないんです。ですが、そんな吉祥寺でも、子供と行けるとっておきの場所がありますのでご紹介します。
0123吉祥寺をフル活用しよう
対象者:原則として、武蔵野市在住の0歳から3歳まで子供とその家族
開館日:火~土曜日(日、月曜日、こどもの日を除く祝日、年末年始は休み)
利用時間:午前9時~午後4時
アクセス:吉祥寺駅北口から徒歩12分
0123吉祥寺とは、0歳から3歳までのお子さんを対象とした子育て支援施設です。郊外の住宅地の中にあるんですが、見た目は二階建ての古民家風で親しみを感じます。
遊び道具がとても充実しています。木のぬくもりが感じられるすべり台や手押し車に、おままごとコーナーがあったりと、子供たちも飽きることなく遊べますね。
外にはお庭があって外遊びも楽しめます。お子さんと一緒に、季節の移ろいを感じられますよ。小さなプールもあって、夏にはお友達と水遊びだってできちゃいます。
遊び疲れてお子さんが寝てしまってもご安心ください。布団が用意されているので、ゆっくりできますよ。
0123吉祥寺、何とも至れり尽くせりな施設ですが、スタッフさんがとても親切なんです。子育ての悩みも相談できて、心強いですよ。
子育て支援施設は、武蔵野市民の方は無料なので、気軽に利用できるのはありがたいですね。同じ地域の子育て世代の方と関わるきっかけにもなりますし、ママ友だってできちゃいそうですね。
小さいお子さんのいるママは特に、0~3歳の子供を連れて遊べる場所って限られますよね。そんな時はぜひ0123吉祥寺へ!
広がるネットワーク、コミセン親子ひろば
対象者:0歳~小学校入学前のお子さんと保護者
開催日:定期(詳細な日程は、下記の公式HPにてご確認ください)
利用時間:午前10時~午前11時30分(特別養護老人ホームゆとりえは、午前10時30分~正午/西部コミセンは、午前10時30分~午後0時30分)まで時間内の出入りは自由。
コミセン親子ひろばとは、武蔵野市が実施した子育て楽しキャンペーンにて発足された、子育て中の親子が楽しめる遊び場です。
同じような育児の悩みを抱えるママ友パパ友と、気軽に交流できる場所でもあります。お子さんのお友達作りにも一役買ってくれますよ。
コミセン親子ひろばを実施しているコミュニティセンターは、武蔵野市内に14ヶ所ほどあり、子育て支援団体、ボランティアスタッフ、そして地域住民の方達の支えによって運営されています。
子育ての大変さや喜びを分かち合うことで、共に助け合い成長すること間違いなしです。子育て親子ひろばを利用して、お子さんやお友達と存分に遊びましょう。
吉祥寺の子育て【交通事情】
吉祥寺は、駅前のお店など充実していて、多くの人が訪れる場所でもあります。そのため交通網はとても充実しているのですが、子育てママ目線で見るとちょっと視点が変わりますね。子育て世代にも優しいのでしょうか?
市民の足「ムーバス」
武蔵野市には、コミュニティバスがあります。その名もムーバス。コミュニティバスの元祖と言われてるそうです。
市内を循環しているので、妊婦さんからお年寄りまで利用者は多く、市民にとても重宝されています。しかも利用料金はたったの100円!
小さい車体を生かし、普通のバスが入れないような道を進むのには驚かされますよ。そんな魅力的なムーバスですが、残念ながらちょっと欠点もあります。
そうなんです、このムーバスは小さいバスゆえに、ベビーカーを乗せるには車内が狭いんです。ベビーカーをたたんで乗せるか、そもそもベビーカーを諦めるなどするしかありません。
せっかくのコミュニティバスも、この点は少し残念です。ですが、利便性は高いですよ。公共施設や病院にも連れていってくれますからね。市内の足として、欠かすことはできません。
活用したい!ベビーカーレンタルサービス「ベビ吉」
ムーバスの狭さゆえに、ベビーカーを諦めることになってもご安心あれ。さすが吉祥寺!と言わんばかりに、便利なサービスがあるんです。
それが、ベビ吉と呼ばれるベビーカーの無料レンタルサービスです。このサービスを利用すれば、ベビーカー問題は解決できそうですよね。
事前予約はできませんが、吉祥寺駅周辺での買い物やお散歩などに、ベビーカーがあるのは助かりますよね。ぜひとも活用したいサービスです。
交通の便は将来的にとても有利
吉祥寺は、コミュニティバスの他に関東バスも本数を多く運営していますし、電車も利便性がよいです。
吉祥寺駅があるJR中央線や京王井の頭線沿線にも魅力的な街があったり、将来的な学校などの教育の点で見てみると、名門塾や大学なども通いやすい所にあります。
- 成蹊大学(吉祥寺駅徒歩14分)
- 武蔵野美術大学 吉祥寺キャンパス(吉祥寺駅徒歩12分)
- 東京女子大学(西荻窪駅徒歩13分)
長い目で見たら、吉祥寺の交通面は利便性も高く、子供の成長とともに住みやすい街と言われるのも納得できるでしょう。
吉祥寺の子育て【教育環境】
子育てママとしては、やはり教育環境が気になるところです。我が子にはしっかりとした教育を受けさせたい、個性を大事にのびのびと育てたい。
果たして吉祥寺は、その環境が整っているのでしょうか?
武蔵野市の私立小学校
武蔵野市には、現在3校の私立小学校があります。23区外では国立市と並び1番の多さとなります。ちなみに東京都では、世田谷区がダントツの1位となり、その数は8校に及びます。
・成蹊小学校
・武蔵野東小学校
小学校受験も一昔前は、一般家庭には敷居が高いものとされていました。ですが今では、共働きの家庭でも、小学校受験にチャレンジするのは珍しいことではなくなりました。合格する共働きの家庭も増えているそうですよ。
都心からは外れている武蔵野市ですが、私立小学校の数から教育熱心な家庭の多さが伺えますね。
100年の歴史を誇る名門「成蹊学園」
吉祥寺には、有名な成蹊学園があることで知られています。2012年には創立100周年を迎えた歴史と伝統のある学校です。
その広大な敷地内には小学校から大学までがあり、総合学園として個性を育む一貫教育を理念に掲げています。
生徒は年代を超えて異なる学年同士で交流をし、先生同士は学校間を超えて交流します。学年が変わっても、先生が連携を取り引き継ぎを行うため、環境の変化によるストレスもなく丁寧な教育を受けることができます。
また成蹊学園は、ドラマのロケ地としてよく使われることでも有名です。最近では「花のち晴れ」の撮影に登場していました。
wikipediaより
『花より男子』の続編。F4卒業から2年後の英徳学園を舞台に、学園に相応しくない資産状況の生徒を退学に追い込む“庶民狩り”をするコレクト5のリーダー「神楽木晴」と、元社長令嬢で現在は庶民の「江戸川音」を中心に物語が進むラブコメディー。
この美しいケヤキ並木は、成蹊学園を取り囲むように100本以上植えられており、四季折々の風景を楽しませてくれます。学生だけではなく地域の住民にも親しまれているお散歩スポットです。
・東京都「新東京100選」
・環境省「残したい日本の音風景100選」
・武蔵野市「指定天然記念物」
恵まれた自然に囲まれた環境は、教育の上で豊かな感性を育むことでしょう。吉祥寺を始め武蔵野市には緑が多く、教育環境にはふさわしい場所だと言えますね。
幼児教育についておすすめの記事はこちら。
吉祥寺の保育園事情【待機児童問題】
現代の子育て世代にとって、特に気になるのが待機児童問題ではないでしょうか?待機児童問題といえば、「保育園落ちた日本死ね」という言葉を、当時メディアが頻繁に取り上げていましたので、皆さんご存知ですよね。
あれから、待機児童問題の世間の認知度もずいぶん高くなりました。政府や自治体も襟を正したかと思います。
メディアに頻繁に取り上げられたのが2016年で、あれから2年経ったことになりますが、果たして待機児童の数は減少したのでしょうか?
【武蔵野市の待機児童数】
平成28年度 | 平成29年度 | 平成30年度 | |
待機児童数 | 122名 | 120名 | 53名 |
※認可保育園には、認定こども園を含みます。
平成30年度は、前年度より約半数以上減っていますね。なかなか良い数字ではないでしょうか。東京都全体では約3000人の待機児童が減り、5000人代になったそうです。
平成31年度は、認可保育園の増加、認証保育園(認可外保育園)が認可保育園に移行する予定で、53名の待機児童は解消される見込みだそうです。
ですが、これは認可保育園に入れず、仕方なく認可外保育園や保育室に預けている場合だったり、育休を延長せざるを得ない場合の数は含まれていません。
こういう「隠れ待機児童」の数も含めると、もう少し増えそうです。「保育園落ちた日本死ね」という言葉を、内に秘めている人はまだいそうですね。
住みやすい街ランキングで、常に上位の吉祥寺だからこそ、待機児童問題の早期対策を願わずにはいられません。
ちなみに、各行政が施策を行う中、武蔵野市よりほど近い杉並区は、なんと待機児童0を実現させました。この明るい結果から武蔵野市の今後の取り組みに、さらに期待したいですね。
まとめ
- 井の頭公園は動物園やイベントなどがあり年中遊べる
- 0123吉祥寺やコミセン親子広場は子育てママの味方!
- ムーバスやベビ吉を上手く使って、吉祥寺駅周辺も楽しめる
- 武蔵野市は自然が豊かで教育環境に適している
- 武蔵野市の待機児童は改善の兆しあり
いかがでしたか?吉祥寺は、子育てママ目線から見ても魅力的で、今後に期待できる街でした。子育てや教育に良い環境が確立されつつありますね。
吉祥寺は、自然を感じながらのびのびお子さんを育てたい、将来的にも便利な場所に住みたい方におすすめできる街です。お子さんと一緒に、吉祥寺で楽しい日々を過ごせますように。