子供が幼稚園や保育園などに通うようになってくると、イベントの一つとして遠足に行く事もあると思います。
その中でお弁当を食べた後の暗黙のルールとしてお友達とおやつを交換しあう『おやつ交換』なる一大社交イベントがあるようです。
おやつ交換とは

保育園や幼稚園に入園してから初めての遠足。
遠足のしおりで、持ち物に『おやつ』って書いてあったから、自分の子供が食べる為の物を持って行ったら、お弁当タイムの後に突如始まったおやつ交換。
何故かみんな個包装のおやつをたくさん持ってきてて楽しそうに交換してるけど、うちは大袋のおやつしか持ってきてなくておやつ交換に参加できなかった…という苦い経験をされた親御さんもいらっしゃるのではないでしょうか。
子供がおやつを持っていろんなお友達のところを回って交換しあう…。


大変失礼致しました。
微笑ましいハズの子供達の成長を見守る場なのに、なんだか一気に空気が変わってしまいましたね。
例えば大人同士の集まりでおやつを交換し合う事になった時は、私は割と神経が図太い方なので自分が持ってきてなくても相手がくれたら「ありがとう」とにっこりお礼を言って、ありがたく頂戴し、特に後日お礼のお菓子などを渡したりはしませんが、(せいぜい旅行に行った時にお土産を買ってきて配るくらい)子供の事となると、いくら図太い神経の持ち主である私ですら少し気になるところ。
自分自身と仲がいい相手だとお互いに相手の事を知っているので、あまり気を使わなくてもいいのですが、ママ友となるとそうはいきません。
子供と関係のない人だったら、気が合わない相手とは上手く距離を置いて最低限の関わりだけで済ます事もできますが、子供同士が仲良かったりすると、いくら気の合わないママ同士でも関わらざるを得ないですもんね。
子供の為にもママ達の中で変に浮いちゃったりしないよう、できるだけ良好な関係を築いていかなければ…!!
自分だけなら構わないけど、そのせいで子供が悲しい思いをするのは耐えられない。
そんな風に考えるママも私だけではないハズ。たぶん。
しかし普段は貰いっぱなしで、そういった事をやりなれていない分、気配り下手なのでどういったおやつを準備したらいいのかもよくわかりません。
せっかく準備するのであれば交換したお友達にも喜んでもらえるようなおやつを持たせたいですよね。
一生懸命考えて子供に持たせたけど、イマイチ喜んでもらえていなかったかも…なんて悲しい事にならないようにオススメのおやつをご紹介します。
おやつ交換で気を付けた方がいい事

遠足でおやつ交換という子供達の一大社交イベントがあると言う事はよくわかったけれども、一体何に気を付けておやつの準備をすれば良いのでしょうか。
持っていくおやつの数は?
子供の性格にもよるかとは思いますが、テンションが上がって全然知らないよそのクラスのお友達とも交換してくる子もいれば、本当に仲良しのお友達とだけ交換する子もいます。
子供の性格を知っている親御さんであればある程度予想はつくかもしれませんが、思っていた以上に交換してきて、手持ちが足りなくなっちゃったって話も聞きますので、想定よりも少し多めに持って行くと良いでしょう。
個包装のおやつを選ぶ
お弁当の後におやつ交換する場合が多いかと思いますが、ごはんを食べた後でお腹がいっぱいなので交換してすぐにおやつを食べるとは限りません。
むしろ持ち帰る事の方が多いかもしれません。
大袋に入った裸のおやつなどはすぐには食べられない時だと、せっかくもらっても受け取る事ができないので、配る側だけではなく受け取る側の事も考えて個包装のおやつを選ぶようにしましょう。
食物アレルギーにも気を付ける
自分の子供が食物アレルギーを持っている場合は、自宅から準備していくおやつはもちろんアレルギー物質が入っていない物を選ぶなど細心の注意をしているでしょう。
でもおやつ交換でアレルギー物質が含まれている物をもらってきてしまったら…??
ある程度の年齢の子供であれば、自分が何を口にしてはいけないか把握しているでしょうから、万が一もらってしまっても食べないように気を付ける事はできるでしょう。
でもまだよくわかっていない小さな子供だと気にせず食べてしまう事も考えられます。
自分の子供がアレルギーを持っている親御さんはもちろん、子供が何をもらってきたか確認して食べても大丈夫なおやつだけ与えるなどの対応が必要ですが、もしクラスのお友達にアレルギー持ちの子供がいるとわかっている方も、避けられるのであれば自分の子供にもアレルギーが含まれるおやつを持たせないように、気を付けてあげられるような心遣いも必要かもしれませんね。
崩れにくいものを選ぶ
遠足でたくさんのお友達とお出掛けとなると、当然子供達はテンションが上がってはしゃぎまくるでしょう。
そしてお弁当やら水筒やら荷物も多くなりますので、おせんべいなど崩れたり割れたりしやすいおやつを持って行くと、いざおやつ交換となった時にはボロボロに割れまくっているなんて事も考えられます。
多少雑に扱っても崩れにくいおやつがオススメです。
溶けにくいものを選ぶ
おやつと言えばチョコ。
でも待ってください!!
遠足と言えばある程度の気候の良い季節に行われますよね。
天気の良い日だと長時間外にいると気温も上がってきて、チョコや飴などはドロドロの液状化してしまう悲劇も考えられます。
実際、私も個包装のチョコをもらったものの、袋を開けると原型をとどめていなかった事があります…。
どうしてもチョコや飴を持って行きたい時は、クーラーボックスに忍ばせておくなどの工夫が必要でしょう。
危険なものは避ける
例えば棒付きキャンディ。
大人が近くに付いてる時に食べさせるのであれば大丈夫ですが、飴をくわえたまま遊びに行って万が一転んだりなんかしたら大怪我に繋がります。
遠足で持たせるおやつとしては絶対に止めておいた方が無難です。
手作りおやつも避けた方が無難
自分の子供には安心安全な物を食べさせたい。
添加物の入った市販のおやつなんてもってのほか!!
わかります。
小さな子供であればあるほど塩分だとかよくわからない添加物が入っているのは気になる方もいらっしゃるでしょう。
なので張り切って、手作りのおやつをたくさん作って小分けした物を子供に持たせたというお母さん。
でもせっかく頑張って作ったのに、残念ながら不評に終わってしまう方もいらっしゃるようです。
よく知っている人が作った物であれば気にせず食べる方でも、不特定多数のお友達とのおやつ交換となれば手作りおやつを良く思わない方もいらっしゃいます。
逆にほとんど面識のない人が作ったおやつを、子供がもらってきたとしたら安心して食べさせる事ができますか?
もちろん変な物が混入されていると考えたくはないのですが、どうしても知らない方の手作り食品には抵抗がある人もいます。
手作りおやつは私も大好きなのでいただいたらありがたく頂戴しますが、念の為同じグループの中など限られた相手に配る程度にとどめておいて、交換用には市販のおやつを準備しておくなどの工夫が必要です。
おやつのおすすめ


そんな親御さんの為に子供が喜ぶのはもちろんですが、万が一余ってしまった時でもダイエットや美容が気になるお母さんも出来るだけ罪悪感なく食べる事ができるおやつをご紹介します。
一口ゼリー
一口サイズのカップゼリーも良いですが、個人的に好きな物がこちらの一口分ずつがパックになっているタイプのゼリーです。
これだと食べた後のゴミもかさばりませんし、蒟蒻ゼリーとは言え口の中でホロホロっと細かく崩れるので小さな子供でも食べやすいかと思います。
味の種類もたくさんありますし、凍らせて持って行くとおやつ交換の時間にはちょうどいい具合に溶けてて美味しかったと好評なようです。
ラムネ
ラムネも子供が多少雑に扱ったとしても崩れにくく、ギュッと握りしめていても溶けないのでオススメの人気おやつです。
子供の頃によく食べていた親御さんもいらっしゃるかと思いますが、最近大人の中でもラムネに含まれるブドウ糖が脳でエネルギー源になるということでジワジワとラムネがブームになってきています。
私も仕事中に「仕事効率アップの為!!」と言い訳をしては必要以上にモグモグしていました。
(↑仕事中にモグモグはあまりオススメできません。)
ラムネと言えば森永のボトル入りラムネが懐かしいかと思いますが、これだとおやつ交換には少し不向きです。
ラムネもメーカーによってはブドウ糖よりもコーンスターチが多く含まれている物があるので、個包装でブドウ糖がメインで作られている物をご紹介します!
これなら遠足のおやつに限らず、お勉強中などの気分転換として与えても良いですね。
マシュマロ
マシュマロも崩れにくく溶けにくいのでオススメです。
もしかしたらキャンプの時にマシュマロを焼いて食べる方もいらっしゃるかもしれませんね。
あとカフェなどでココアにマシュマロが入っていてトロトロに溶けたマシュマロを楽しめたりと、大人になってからでも馴染みがあるかもしれません。
そしてマシュマロに含まれるゼラチンは、体内に入るとアミノ酸に分解されてコラーゲンの元になるので美肌効果も期待できると言われています。
子供達がそんな事を考えて、おやつを食べている訳ではありませんが、もし余ってしまって自宅でおやつを処理する事になった場合も罪悪感なく食べる事ができますね♪
甘いおやつの中では比較的カロリーも低めなマシュマロですが、中にジャムやクリームなどが入った物は当然カロリーや糖分も多くなりますので食べ過ぎには注意しましょう。
グミ
これもちょっとやそっとじゃ崩れないですね。
そしてプニプニした食感が面白くて子供達にも人気のおやつです。
グミもコラーゲンが入っているのが売りなモノもあるので、小腹が空いた時に口にするお母さんもいらっしゃるかもしれません。
おやつの中では比較的カロリーが少なくはありますが、糖分や香料などは結構含まれていますのでこちらも食べ過ぎには要注意です。
以上、子供はもちろん大人も楽しめるおやつをご紹介しました。
社交的な子だと別のクラスの知らない子とも交換してきて、持って行ったおやつが全て無くなったという声も聞きますが、恥ずかしがり屋さんな子だとたくさん持っていったのに、グループの子としか交換してこなかったから余っちゃったーって事にもなるでしょう。
ですので持って行く時にも、出来るだけかさばらずに軽く、なおかつ崩れにくいおやつを選ぶようにしましょう。
おすすめのおやつをご紹介しましたが、メインのお弁当に関してご興味がある方は、こちらの記事もご覧ください。
余裕があれば先生や保護者の方にも気配りを

私はそこまで気が付かなかったのですが親御さんの中には子供達が遊んでいる間に大人同士で楽しめるようにと水筒にお気に入りのコーヒーを入れて持って来てくださってる方がいて、お弁当後のコーヒーブレイクを楽しむ事ができました。
たくさん持ってくると移動が大変なので、さりげなく水筒に入れてきて小さな紙コップに注いで同じグループの親御さん達に配る事ができれば親御さん同士の交流を図る事ができますね。
もちろんみんなで飲む機会がなければ自分で飲んでしまうのもアリです。
私はコーヒーも飲めますがあまりたくさんの量は飲めないので、持参する時には自分で飲み切る事になった場合も考えてお気に入りのハーブティーやお茶などを持って行こうかと思っています。
ルイボスティー
コンビニやスーパーなどでも良く見かけるので飲んだ事のある方もいらっしゃるでしょう。
アンチエイジングに美肌、むくみや冷えなどなど女性に嬉しい効果があると言われています。
コーン茶
個人的にお気に入りなのがコーン茶です。
香ばしくて飲みやすいですし、ノンカフェインなので安心して誰でも飲めます。
またデトックス効果があり、他にもいろいろ嬉しい効果があるのでリラックスタイムにもオススメです。
大人としてのマナーも忘れずに。

遠足や校外学習に行く時、誰もが一度は耳にした事があるであろう注意事項とはなんでしょうか。
そう!
・お家に着くまでが遠足です。
これです。
もうこれは定番中の定番ですね。
楽しいお弁当タイムやおやつ交換が終わった後は、ひとりひとりが責任を持って自分達が出したゴミは必ず持ち帰りましょう。
何なら落ちてるゴミに気付いたらついでに持ち帰りましょう。
(ゴミ拾いに来ているわけじゃないのでわざわざ探してまで拾う必要はありませんが…。)
「ゴミ袋持って来るの忘れたし、これくらいならバレないでしょ。」
なんて草むらに隠して帰ったりなんて事は絶対にしてはいけません。
レッドカード、即退場です。
ちなみに退場される時はご自分が捨てたゴミも持って帰る事を忘れずに。
どこで誰が見てるかわかりませんし、そもそもそれ以前に親どころか人として失格です。
スーパーやコンビニでもらう手提げのビニール袋だと、小さく折りたためばかさばらずに荷物に忍ばせておく事ができます。
いくつか持って行ってればゴミ袋としても使えますし、子供がおやつ交換に回る時に持たせておけば、自分が配る用のおやつともらったおやつが、ごっちゃ混ぜにならずスムーズに交換ができます。
子供は意外と大人の良いところも悪いところも見ています。
せっかく子供達が楽しめるように準備してきたのに、ほんの少し気を抜いてしまったばかりにそんな残念なところを真似されてしまうと悲しいですよね。
知らず知らずのうちに悪い見本になってしまわないよう、ちょっとした事でも気を付けて良い姿を見せられるように心掛けましょう。
まとめ
- おやつ交換は子供なりの大事な社交イベント
- 特に食物アレルギーなどには要注意
- たくさんのお友達と交換する事も想定して配りやすい(相手も受け取りやすい)個包装のおやつを準備するなどの工夫が必要
- せっかくなので保護者同士の交流も深めましょう
- 来た時よりも美しく
ここまでオススメのおやつをご紹介してきましたが、今はアレルギーなどの問題も考えておやつ交換そのものを禁止しているところもあるようです。
同じ園にお兄ちゃんやお姉ちゃんがいる親御さんに確認してみるなどして、あらかじめ遠足がどういう感じなのか把握しておくと安心ですね。