ざっくり言うと
- ダヴィンチのノートの「動物は人間と同じように魂を持っている」という記述
- ダヴィンチは、肉食を「不健康で粗野なもの」だと批判していた事実
- 著書の中でのコメント「私は、肉食を断ち切ることによって、自分の非暴力精神をより強くすることができると信じています」
- 肉食を「残酷で不合理」なものだという批判
- 彼の友人や弟子たちによる「ガンジーが肉食を避けていた」という証言
- ヴィーガンとは、生活から動物製品を排除した人のこと。
- 様々な理由から有名人もヴィーガンを実践している。
- ヴィーガンをやめる有名人も多く、その理由もまた人それぞれ。
- 世界的にヴィーガンが増えており、日本は芸能人含めまだまだヴィーガンが少ない国。
最近、知名度が上がってきたヴィーガン(ビーガン)。ヴィーガンを実践している芸能人・有名人と、彼らがヴィーガンを始めた理由などをご紹介していきます。
※この記事では、完全なヴィーガンではなく、菜食主義者(ベジタリアン)や菜食主義・動物愛護を生活に一部取り入れている人も含めて、ご紹介している点をご了承ください!
日本の有名人のヴィーガン
ソニン(女優・歌手)
2009年に舞台の役作りのため減量したいと考え、歌手のマドンナが実践していたマクロビオティック(穀物や野菜を中心に摂取する食事法)を始め、マクロビオティックを実践した結果、自然と肉が食べられなくなったと語っています。
また、動物愛護の観点からもヴィーガンを続けているそうです。
2021年に『ソニンの美・ヴィーガン』という本を出版しており、日本を代表するヴィーガンであるといえます。素敵です!
ローラ(タレント、ファッションモデル、歌手)
2020年から肉を食べていないことを公表し、2022年には「今は、だいたい8割くらいヴィーガンで、2割はお魚いただいている」と、ロサンゼルスでの食生活を語っていることから、その時点では完全なヴィーガンではなく、フレキシタリアン(菜食主義の一種で、肉や魚を時々食べる)であるといえそうです。
肉を食べなくなった理由は、環境問題への配慮と動物愛護の両方にあると考えられます。
SNSなどでヴィーガンを目指すことや、ヴィーガンの意義なども発信しており、日本においてヴィーガンのインフルエンサー的な位置づけになってきています。がんばってくださいね~!オッケー~、うふふ!
松井玲奈(元SKE48・女優・タレント)
牛・豚・鶏などを食べない非肉食者だそうですが、卵・乳製品・魚介類は食べるので、完全なヴィーガンではなさそうです。肉を食べない理由は、筋っぽくて飲み込むタイミングが難しいので食べないそうです。
肉が嫌いなだけで食べる事は可能だそうです。
錦戸亮(関ジャニ∞・俳優・タレント)
完全に食べられないというわけではなく、少量なら問題ないそうですが、肉・魚など動物性の食べ物をほとんど食べない生活を送っているそうです。幼少期は食べられたが、いつからか食べられない体質になってしまったようです。
大量にたべてしまうと体調を壊してしまうそうなので、健康のために動物性の食べ物を食べないようです。
加藤綾子(フリーアナウンサー・元フジテレビアナウンサー)
肉を食べると蕁麻疹が出るアレルギー体質なので、あまり肉を食べない生活を送っているようです。
市川海老蔵(歌舞伎役者・俳優)
インタビューで「ダ・ビンチとかピカソとか、尊敬する人にどうも菜食が多い」と語っており、それがきっかけで菜食主義になったようです。
「大好きだった、肉、魚、酒をやめてみている。きれいごとで言うなら、父、團十郎の病気に対する願掛けで始めたのがひとつ。」
「あとは自分の健康のためで始めたんですが、野菜たちは胃腸に負担をかけないようでカラダがラクだし、体調も最高なんです。嘘だと思ったらやってみてくださいよ。これから流行ると思うけどなぁ」
お父様の病気がきっかけで健康のため行っているそうです。
相川七瀬(歌手・作詞家)
スタイルが良い体型を維持する秘訣は菜食主義の生活と明かしています。ファンからの質問に「野菜ばかり食べてベジタリアンな食生活を送っています。野菜だけでも結構満たされるし、ライブも普通にこなせてるから、肉はほとんど食べなくなった」と答えています。
相川七瀬さんの話を聞いていると私達には肉は必要ないように感じてしまいます。
ベッキー(タレント・女優・歌手)
雑誌(non-no)で「黒・ドクロ・ファー禁止!それがおしゃれmyルール。ファー禁止は動物が好きだから。フェイクファーはOKだけど、リアルファーは原則として身につけないようにしています」と発言されています。
ベッキーさんは動物愛護の精神を持ち生活されているようですが、食べ物ではお肉料理も召し上がっているようで、厳密なヴィーガンではなさそうです。
横峯さくら(プロゴルファー)
アスリートの一面から、肉や魚を食べない菜食主義を実践しています。タンパク質は納豆などの豆類から補っており、「栄養士の食事を食べているとバテない」と語っていた過去があります。肉や魚を抜いた菜食は体に合っているそうです。
アスリートとして体や調子を上げるために菜食主義を実践しているようです。
小藪千豊(芸人・喜劇俳優・ドラマー)
祖父が菜食主義者であった為、肉を食べない家庭で育ったそうです。肉全般を食べる文化がありませんでしたが、魚は食べて育ったそうです。結婚後は、妻や子供は肉を普通に食べているようです。
肉を食べる習慣がなく育ったので動物愛護の精神ではないようです。
海外の有名人のヴィーガン
ビヨンセ(シンガーソングライター・ダンサー・女優・etc)
ダイエットが目的でヴィーガン生活を実践した彼女。実践はダイエット期間のみの為、ヴィーガンではないようです。
ヴィーガン用のデリバリーサービス「22 デイズニュートリション」を利用してダイエットに成功。22日間で-30kgと驚きの効果を記録しました。
旦那のジェイ・Zとヴィーガン向けのオンラインサービス『BEYONCÉ’S MEAL PLANNER』を開設。ヴィーガン・メニューについて詳しく検索することができます。ビジネスではありますが、ヴィーガンを広めようとする一人です。
アーノルド・シュワルツェネッガー(俳優、州知事)
2017年から肉や乳製品をほとんど食べないようになり、ほぼヴィーガンと公表しています。
ヴィーガンになったことで、体調が良くなり、動物愛護に貢献できるようになったと語っていることから、ヴィーガンになった理由は、健康上の理由と動物愛護の理由だとわかります。
アリアナ・グランデ(シンガーソングライター・女優)
イタリア系アメリカ人の家庭で肉やチーズを食べて育った彼女。「人間より動物が好き」と公言するほどの動物愛護の精神からヴィーガンを始めたようです。
ファッションも動物に優しいアイテムを身につける為、本物のヴィーガンであることがわかります。
ナタリー・ポートマン(女優・モデル・映画監督)
動物性の食べ物を食べないだけでなく、皮革製品も身に付けない、動物愛護精神の本物のヴィーガンです。
幼少期からベジタリアンだった彼女ですが、30歳頃に食生活の見直しを行い、ヴィーガンを実践するようになったそうです。「ベジタリアンだった頃より肌の調子が良くなり、吹き出物知らずの肌になった」と公言しています。
ビーナス・ウィリアムズ(テニス選手)
2011年頃、シェーグレン症候群と診断され、思うような成績を残せなくなったのが理由で、ヴィーガンを実践しています。
シェーグレン症候群とは、自己免疫疾患の一種で、ドライアイやドライマウス、その他関節炎や筋炎、内臓に様々な症状が現れます。
動物愛護の精神からではなく、健康のためヴィーガンを実践しています。
エリー・ゴールディング(シンガーソングライター)
長年ベジタリアンだった彼女ですが、「食用肉の出どころを詳しく理解してしまったら、前と同じではいられなくなったの。お肉を食べなくても生きていけるのであれば、食べる必要が無い気がする。」と雑誌のインタビューで語っています。
それ以来ヴィーガンを実践しており、肉を食べた後の疲れやだるさがなくなったようです。体がしなやかになり強くなったと実感しているようです。
健康のためにヴィーガンを行っているようですが、始める理由は動物愛護の精神がキッカケになっています。
ウディ・ハレルソン(俳優)
20代の頃、ニキビ肌に悩んでヴィーガンを実践するようになったハレンソン。
「以前はハンバーガーやステーキを食べていたけど、食べるとひどい状態になったんで止めざるをえなかった。最初にやめたのは乳製品。24歳ごろはニキビがひどかったんだけど、ある日、バスに乗っていた女の子に乳製品をやめたら3日で治るわよと言われたんでやってみたら本当だった」という。
ニキビ改善の為に始めて、ヴィーガン歴32年の大ベテランである。
エレン・ペイジ(女優)
動物愛護団体「PETA」が選ぶ「最もセクシーなベジタリアン2014」選出されており、自他共に認めるヴィーガン。
彼女は以前、「なぜヴィーガン達がからかわれなくちゃいけないの? 非人道的なやり方をする工場は、動物や自然界を、利益を生むためのものとしか見ていないのに」とヴィーガンへの批判に立ち向かっていたことも。
女優としても素晴らしいが、動物愛護、環境問題に熱心に取り組む雄姿は称賛を呼んでいます。
エイヴァ・デュヴァーネイ(映画監督・脚本家・etc)
動物愛護団体「PETA」が選ぶ「美しい女性部門2018」受賞者であり、今最もHOTな一人。「黒人の菜食主義には歴史的なルーツがある。これは社会正義でもあるの」と呼びかけ、最も美しい女性に認定されました。
「自分がされたいように、誰にでも尊敬と愛を持って接するべきもの」という母の教えで、動物保護の精神でヴィーガンになった。
マイリー・サイラス(歌手・女優・慈善家)
強い動物愛護の精神から、エシカル・ヴィーガンを実践しています。愛犬が野生のコヨーテに殺され、動物の命も人間同様に大切だと思ったのがヴィーガンを始めたキッカケです。
ヴィーガンを始めたのが2014年からと最近ですが、動物愛護団体「PETA」から「スーパーヴィーガン」、「最もヴィーガンなヴィーガン」と称され「最もセクシーなベジタリアン2015」に選出されています。
歴史上の有名人のヴィーガン
アインシュタイン(1879-1955)
1954年に亡くなるまでの約10年間、ヴィーガンとして過ごしました。アインシュタインがヴィーガンになった理由は、動物愛護と環境保護の観点からだと考えられます。
ヴィーガンになってから、自身の食生活について次のように語っています。
私はいつも動物肉を罪悪感を持って食べている。ベジタリアンの食事に進化するほど、健康に役立ち、私たちが地球上で生き残る可能性を高めるものはない。
レオナルド・ダ・ヴィンチ(1452年-1519年)
ダヴィンチは、ヴィーガンだったという説があります。
ダヴィンチは、動物愛護と健康の観点から、肉食を否定していたと考えられており、ダヴィンチがヴィーガンであったことを裏付ける発言としては、以下のようなものがあります。
マハトマ・ガンジー (1869年-1948年)
ガンジーは、アヒンサー(非暴力)の思想に基づいて、肉食を否定していました。
ヴィーガンであったことを裏付ける発言としては、以下のようなものがあります。
ヴィーガンを“やめた”有名人
ヴィーガンを続けるのって大変そうですよね。
ここでは、あえてヴィーガンであることをやめた有名人をご紹介します!
中谷美紀(女優・歌手)
「過去6年間菜食主義だった」と告白されています。ベジタリアンが多いインドを旅行したことがきっかけで始めたそうですが、突発性難聴、めまいなどの体の異変に悩まれ菜食主義をやめたそうです。
体質で合う人と合わない人があるようです。
アン・ハサウェイ(女優)
数年間、ヴィーガンの食生活を続けていたアン・ハサウェイ。
ある日、映画の撮影中にサーモンを食べ、身体がリセットされた感覚になったそうです。それが厳格なヴィーガンをやめ、ベジタリアンに戻るきっかけとなったとのこと。
魚はOKにしようという決断をされたんですね!
ナタリー・ポートマン(女優)
ビヨンセ(歌手)
ビル・クリントン(元・大統領)
アンジェリーナ・ジョリー(女優)
マイク・タイソン(元ボクサー)
以上の皆さんも、それぞれ理由はありつつも、一度ヴィーガンになった後、ベジタリアンや条件付きで肉食のある生活に戻られたりされたそうです!
まとめ
世界中で広まるヴィーガンのトレンドを少しでも感じてもらえたなら幸いです!
生まれて55年間、一度も肉(牛、豚、鶏、馬…)を食べたことがありません。魚は食べてきました。
エシカルというよりネイティブですが、SNSでヴィーガンを目指したり、大人になってヴィーガンになった人たちの存在を知り、よりエシカル志向になりました。