ざっくり言うと
- ことば(遊びの中で「知ってる!」を増やす)
《どうぶつ、のりもの、くだもの、からだ》 - 生活習慣(「自分でやってみたい」気持ちを育む)
《はみがき、トイレ、てあらい、かたづけ》 - 人と関わる力(ごっこ遊びの中でやりとりの言葉や思いやる気持ちを育む)
《しまじろうと頑張る、はんぶんこ、かしてどうぞ、ごめんなさい》 - リズム感・表現力
《ダンス、リトミック、楽器遊び》 - 英語
《DVD全編音声切替で英語視聴可、こどもちゃれんじEnglishから1コーナー収録》 - 毎月のDVDがスマホやPCなどでいつでもどこでも視聴できる。
- 音声切替はできないため、英語での視聴はできない。
- 視聴できるのはDVDの一部のみ配信の場合もある。
- 受講しているコース以外は視聴できない。
- こどもちゃれんじ退会後3か月間は利用できる。
ベネッセのこどもちゃれんじ教材の1つ、DVD。しまじろうのアニメーションや有名な童謡、オリジナルの歌で挨拶や生活習慣を楽しく覚えることができる内容……というのは、ご存じの方も多いはず。
しかし、あまりにも子供がその魅力の虜になってしまい、「DVDを見せるのが怖くなった」「見せるのをやめた」といった声が囁かれていることを知っているでしょうか。
それは通称、“しまじろう中毒”と言われているようですが、はたしてこどもちゃれんじのDVDには、“中毒”と言われるような毒性があるのか、口コミやこどもちゃれんじの内容を詳しく見ていきながら、考えてみます。
目次
しまじろうDVDの内容と魅力とは?
そもそも、しまじろうDVDの魅力とは何なのでしょうか?
実際にこどもちゃれんじを受講している方がどんな風に感じているのか知りたいと思い、しまじろうDVDに関する口コミや評判をリサーチしてみましたので、まずはご紹介します。
2歳頃まではDVDやエデュトイ(おもちゃ)は良く考えられていたと思うし、なにより子供が喜びましたので入会もありかと思います。
私もフルタイムで働いていますが、家事をしている間にDVDを見せていたのでよく活用しました。
受講しだしたからといって、すぐに真似るわけでもないですが、それはそれはDVDにかじりついてみてましたねぇ。
おもちゃも壊れるまで遊んでいます。もう辞めて1年になるのですが、いまだに見てるし遊んでます。
何度も見てるうちに「しまちゃんこうしてたねぇ」「しまちゃんみたいに出来るかなぁ」と少しづつ記憶してることをやりだしたり、親の方も「しまちゃんすごいねぇ。真似っこしてみようか」と引き合いにだしやすくもあります。
DVDも大好きで、しまじろうのおかげで歯磨き大好きになるわ、あいさつも覚えるわ、どうぞが出来るようになるわ、もう「しまじろう、さま、さま」レベルです。あまりに役立ってるので、来年も継続決定です。
こどもはしまじろうが大好きになるのでしまじろうの言うことを聞く・・って事はあります。
しかし付録についてくるビデオを一日に何度も見たいといったり、親もビデオを見ている時は静かだからビデオを見ているうちに家事をしてしまおうとなります。それでは意味がなく・・。
これをきっかけにすごくテレビ好きになってしまったり・・。
Q&Aサイトで「こどもちゃれんじ」や「じまじろうのDVD」に関する口コミを色々検索してみると、しまじろうが大好きになってDVDも夢中で見ているお子さんがたくさんいるようですね。
では、しまじろうのDVDは市販の幼児教育DVDとそんな大層な差があるのでしょうか?そこまで差がないのなら、市販のものでいいですよね。その違い、実際に観てみないと分からない!ということで私、お友達からDVDをお借りしてきました。
何よりも自ら体験してみることが一番確かですよね。
さっそく童心に帰って観てみることに。
”こどもちゃれんじ ぷち”のDVDを観てみた
1・2歳向けのこどもちゃれんじぷちで初めてDVDが届きます。
(こどもちゃれんじbabyではDVDのお届けはありません。)
こちらは準備号/4月号から、最終月の3/4月号まで全7枚。1枚に2ヶ月分が収録されています。
さて、数日かけてひと通り観ました私個人の感想です。このDVDに秘められた魅力の1つは、“しまじろうが一緒に成長していく”というところにあるのではないかと考えました。
テレビの中で初めて喋り、動くしまじろうは子供と同じお年頃。そして、子供達と同じように「おはよう」「いただきます」「ありがとう」等から覚えて成長していきます。
まだ幼いしまじろうは、興味津々で、お父さんやお母さんに、「あれ、なーにー?」と質問をしたり、「はんぶんこ」と分けっこをしたり。
きっと子供は、そんなしまじろうを自分と似ていると感じ、自分もしまじろうと同じことをやりたいと、自然に思わせてくれる存在なのではないかと思うのです。
「学ぶ」は「真似ぶ」とも言うそうですから、この教え方は子供にとってまさにぴったりですね。
しまじろうがDVDで「エデュトイ」の楽しみ方を自然に伝授
しまじろうDVDに秘められた第2の魅力は、共感力を高めてくれる教材の1つ、エデュトイ(玩具)にあると感じました。しまじろうと同じ物が手元に届くので、一緒に遊ぶことができる点もまた高ポイントです。
同じおもちゃで同じように遊べることは、子供にはとても嬉しいことですよね。真似が大好きな時期ということを上手く利用し、こうして様々な角度から子供の心をかっさらっていきます。
さらに、長年の経験を積み上げてきておられるベネッセのすごいところは、親を置き去りにせず、DVDを一緒に観させてしまうというスゴ技。
エデュトイの遊び方はしまじろうが遊びながらだったり、おねえさんが教えてくれたりするので、大人も観ないわけにはいかないといったところでもありますね。
子供はしまじろうの真似をしながら、使い方を理解していきます。おかげで大人は教え方や遊び方に困らない上に、自然と子供自身でも遊べるといった流れになります。
また、こどもちゃれんじのDVDにはリトミックのコーナーもあり、親子で一緒にリズムをとるシーンも収録されていて、観ているだけでなく一緒に体を動かすこともできます。
じまじろうのDVDには、成長していくしまじろうが収められていた
こうして、しまじろうはエデュトイや歌のやり取りの中で、挨拶やコミュニケーションを身に付けていきます。
後半になると、色や形、大きさや長さも理解しやすいよう可愛らしいアニメーションで収録されていました。さらに、最初はお母さんやお父さんなど家族だけの世界でしたが、成長と共に児童館などでお友達とのやり取りもするようになっていきます。
1年を通して季節を感じるとともに、成長するしまじろうを見ることができました。それはまさにわが子の成長と同じようで、嬉しくもあり懐かしくもありました。もしかしたら、子供自身も自己投影してしまじろうを観ているのかもしれませんね。
しまじろうのDVDを観て、子供も一緒に学んでいきます。それは、“朝、起きたときに、おはようと言う”、“ご飯を食べる時、いただきますと言う”といった当たり前のこと。
その当たり前のことをしまじろうが楽しくやっているので、もちろん観ている子供も楽しくできるようになりますよね。
この年の頃は、少しずつ生活習慣や言葉を覚え、できることがどんどん増えていく時期です。早い子はイヤイヤ期に片足を突っ込んでいるかもしれません。そんなイヤイヤ期の子供に何かを教えるのは、一筋縄ではいきません。
しまじろうは、そんなママの救世主にもなっているとも言えそうです。
しまじろうDVDとの付き合い方【子供への良い影響?!】
さて、そんな魅力溢れるしまじろうDVDにハマり、通称“しまじろう中毒”になってしまう子供に悩むママがたくさんいるそうです。
毎日毎日、子供に何回もDVDを見せて見せてとせがまれ、だめと言えば大泣きされ、根負けして結局見せてしまい、これでいいのだろうかと自問自答の日々……。
きっと一人二人ではないはずです。
昨今、「テレビの見せすぎはよくない」と言われ続けていますが、ここでは果たして本当にそうなのか、疑問を呈したいと思います。
今回、このテーマを調べるにあたり、私自身初めて耳にする言葉と出会いました。それが【対話的共有視聴】というものです。
簡単に説明すると、「テレビなどの映像を子供とのコミュニケーションツールとして活用すると、とってもいいのですよ~」、ということです。
親も子供と一緒に映像を観ることで、“会話のツールになる”と考えてみるとどうでしょうか?
DVDを見ながら、子供に「しまじろうが○○していたね」、「○○はどうなってた?」、「○○ちゃんはどう思う?」等々、会話をするということ。これは、子供の語彙力を伸ばすのにかなり有効だそうです。
また、映像の中で「パラパラ、ひらひら」などの普段あまり聞かないけれど、世の中に存在する擬音語や擬声語が、特にこのしまじろうDVDにはたくさん含まれています。(実際、DVDの1コーナーとしてオノマトペ(擬声語)を取り上げているアニメーションを収録。)
絵本にもそういったものがありますが、映像とともに視聴することで、どのようなシチュエーションで使うのかがスッと入ってきやすいのではないでしょうか。
さらに、映像を見ることのメリットは、正しい言葉の発音やリズムが耳を使って学べるという点です。
こちらもたくさんの絵本を読み聞かせてあげることによって得られるものでもあるかもしれません。ですがママの言葉だけでなく、DVDではお姉さんにしまじろう、お母さんお父さん、そのうちお友達と交わす会話まで聞くことができます。
男の子や女の子、またそれぞれのキャラクターによっても話し方や言葉の区切り、アクセントに違いがあるものです。子供はそれらを自分の中にどんどん吸収していく良い機会になりますね。
これらのメリットを踏まえて考えると、こどもちゃれんじのDVDは子供に与えるメディアツールとして秀逸だといえるのではないでしょうか。それは、しまじろうのDVDの中には、子供に使ってほしくない台詞が入っていないからです。
ここで私の過去の話を、ひとつ紹介させてください。
以前、息子が突然「いいかげんにしろ~」と言い出したことがありました。どこでそんな言葉を覚えたのかと、とても驚いたのをよく覚えています。はて、どこだと思いますか?
それがなんと……アンパンマンのワンシーンからでした。
悪役が出てくるアンパンマンには、そういった悪い言葉も出てきますよね。息子はそれが強く印象に残ったのでしょう。その日からふと思い出したように「いいかげんにしろ~」と意味もなく言うようになりました。
一週間ほどでブームは去りましたが、子供の口からそのような言葉がでてきたことに衝撃を受けました。
1年分のこどもちゃれんじDVDを通して見た限り、しまじろうのDVDにはそういったびっくり仰天するような言葉は出てきません。優しい男の子が話す素敵な言葉の羅列がたくさん詰まっています。
コミュニケーションツールとしてこどもちゃれんじのDVDを考えた時、最高のツールとなるはずです。しかも年齢に合ったものをお届けしてくれるので、自ら良いものを探さずとも手に入れることができるのですから。
長々と説明ばかりになってしまいましたが、しまじろうDVDとの付き合い方が少し見えてきたでしょうか?DVDも悪いことばかりではないということが伝わっていれば嬉しいです。
今回、参考にさせていただいた記事を一部引用して掲載いたします。お茶の水女子大学教授 菅原ますみ先生の一文です。
【学術的な裏付けなどについて】(菅原ますみ委員)
テレビの子ども向けコンテンツが少子化などによりただでさえ制作されにくくなっている現状がある中で、「テレビは子どもにとってよくないもの」とすることは、よいコンテンツにアクセスする機会を子どもから奪うことになり、子どもにとっても不利益なのではないか、~中略~
子どもに見せるコンテンツは年齢にふさわしい教育的で良質なコンテンツであることが重要だということ。また、テレビの視聴時間が就学前の発達に及ぼす大きな負の影響性は今のところ認められていないということ。一緒に視聴する大人が、オープンエンドな質問をするなど共有視聴することで、子どもの内容理解や語彙獲得を促す効果を得られる可能性があることも分かっている。日本で行った12年間に渡るテレビの視聴調査でも、「テレビ視聴量の多寡が幼児期の問題行動と関連する」という結果は得られていない。つまり、家族で対話しながら共有するテレビ番組は、子どもにとって楽しみとなるだけでなく、子どもを賢くする機能を持つ可能性がある。
BPO放送倫理・番組向上機構HPより一部抜粋
しまじろうと一緒に1年間で身に付くテーマ
こどもちゃれんじでは、DVDと他の教材(絵本やエデュトイ、楽器等)を活用し、1年間で以下のテーマを身に付けられるよう構成されています。今回は、“こどもちゃれんじぷち”のものを紹介します。
歯磨きやトイレも、しまじろうと楽しく覚えていけますよ。また、手をつなぐ、帽子をかぶる、といった普段の生活の中で大切なこともしまじろうがお手本を見せてくれるので、子供も喜んでやってくれること間違いなしです。
今回は料金などには触れていないので、他にもこどもちゃれんじの豆情報を知りたい方はこちらもどうぞ。
しまじろうDVDは英語で視聴できる?
こどもちゃれんじのしまじろうDVDは、音声切替することのよって全編英語で視聴することが可能です。簡単な言葉もたくさん出てくるので、真似をして自然と英語が口からこぼれてくることもありそうですね。
タイトルメニューで音声切替選択ができます。また、好きなところから観ることもできるので、全編通してでなく見せたいところから活用できるのも便利です。
また、こどもちゃれんじのDVDでありがたいのは、傷がついてしまった場合、ベネッセに連絡すれば交換してもらうことが可能ということ。
お気に入りであればあるほど、子供は何回、いや、何百回とディスクが擦り切れるんじゃというくらい繰り返し観ますよね。保管場所も覚えて、気が付いたら自分で持って歩いてた!!なんていうこともあるかもしれません。
一応1年以内という期限もあるようなので、傷飛びなどに気が付いたらすぐに連絡してみることをお勧めします。
おでかけDVDサービス
こどもちゃれんじの会員になると、しまじろうクラブというwebサイトから、スマホやタブレットなどでDVDを視聴できます。
お出かけ先や実家にお泊りなどの際のちょっとした隙間時間にお子さんが愚図って困ってしまう事、ありますよね。そんな時にいつでもどこでも大好きなしまじろうを観られれば、お子さんは大喜びします。
ママやパパも「今は大人しくしていて!」と思う時に、しまじろうクラブを活用すれば大助かりです。お子さんに愚図られるよりも、お子さんが嬉しそうにして、尚且つ時間も潰してくれれば嬉しい限りですね。
視聴するにはしまじろうクラブにログインする必要があります。その際、会員番号とパスワードが必要になりますので、確認しておきましょう。
会員番号は、毎月届く教材の宛名用紙に印字されています。パスワードが分からない場合は、WEBもしくはハガキにて確認ができます。
○メールアドレスを登録されている場合は、WEBサイトからパスワード再発行ができます。
○登録しているか分からない場合は、ハガキにて確認することになります。
ハガキの場合、受付後5日程でパスワードを記載したものが届きます。
公式しまじろうチャンネル(Youtube)
こどもちゃれんじでは、Youtubeにて公式チャンネルを開設しています。こちらではDVDの体験版や一部を視聴することができるので、お試しするには便利ですよ。
観たい動画を年齢別、テーマ別に探せるようまとめられています。歌やダンスもあるので、これだけでも大満足の内容です。ぜひ一度観てみることをお勧めします。
まとめ
- こどもちゃれんじ・DVDの口コミをチェック
- こどもちゃれんじDVDの魅力は子供と一緒に成長するしまじろうにあった
- こどもちゃれんじDVDは子供との“会話のツール”になる
- こどもちゃれんじで、しまじろうと一緒にたくさんのことが楽しく学べる
- こどもちゃれんじDVDは英語で視聴できる
- DVDに万が一キズがついても、交換してもらえる
- おでかけDVDサービスで、いつでもしまじろうに会える
- こどもちゃれんじ公式しまじろうチャンネル(Youtube)でもDVDの一部コーナーやアニメが観られる
調べてみると、意外と利点がたくさんあることに気が付きました。
こんなに魅力あふれるしまじろうに、“中毒”なんて言ってはバチが当たるかもしれませんね。
メディアが発達している現代において、幼児にテレビは悪影響という認識はもう古いと言われる時代になりそうですね。DVDを見せることに罪悪感や自己嫌悪を感じている子育てママさん達に、大丈夫ですよと伝わっていますように。