シュタイナー教育に基づいたおもちゃの作り方をご紹介します!

ざっくり言うと

    子供に与えるおもちゃってあれこれ悩んじゃいますよね。

    なるべく長く使って欲しい、頭を使うようなおもちゃ、手が器用になりそうなおもちゃ、いろんな想いを込めて渡すと思います。

    そんなあなたにご朗報。シュタイナーおもちゃはご存知ですか?そしてシュタイナーのおもちゃが手作りできるなんてことをご存知でしょうか。

    シュタイナー?なにそれ。って思った方。ぜひこの記事を読み進んで行ってください。

    シュタイナー教育のことやおもちゃの作り方などモリモリご紹介しちゃいます。

    そもそもシュタイナー教育とは?

    シュタイナー教育とは、オーストラリアの哲学者・神秘思想家ルドルフ・シュタイナーの教育思想のヴァルドルフ教育を、日本で紹介する際につけられた呼称の一つです。

    ルドルフ・シュタイナー
    1861年~1925年 満64歳没
    出身:バルカン半島 クラリヴェク
    オーストラリアやドイツで活動していた。教育者、神秘思想家、哲学者として様々な思想を説き、影響を与えた人物である。
    シュタイナー教育の始まりは、1919年にドイツ南部のヴェルテンベルク州に学校が開かれたことです。その後、第二次世界大戦後にどんどん数が増え、2017年の時点ではシュタイナー学校1092校、シュタイナー幼稚園1857園と世界でも注目されています。
    みか子
    アジアでもどんどん増えてきているのよ~
    シュタイナー教育は簡単に言うと、からだ、こころ、あたまをバランスよく育てる教育です。こちらは人智学に基づいた思想であり、人間は7年ごとに成長段階が変わっていくと考えられています。

    0歳~7歳までは身体、8歳~14歳までは心、15歳~21歳までは頭、と3段階に分けた教育をしています。

    みか子
    からだ、こころ、あたまをバランスよく…

    簡単なようでなかなか難しいわね。

    みやび(パパ)
    そうだね~。頭が良くても人の気持ちを理解できなかったりする子が増えているみたいだしね。

    シュタイナー教育について詳しく書いている記事はこちら。

    シュタイナー教育をうけた著名人を紹介している記事もあります。

    シュタイナーのおもちゃはどんなものがある?

    みやび(パパ)
    シュタイナー教育についてはだいたいわかったけど…その思考に基づいたおもちゃってどんなのがあるの?
    みか子
    それをこれから作るのよ

    みやび(パパ)
    えっ!?作るの?

    そうなんです。作れちゃうんです。

    シュタイナーの教育現場で使われているおもちゃは、自然素材(木、布など)のおもちゃ、本物の楽器などが使われています。
    シュタイナー教育に基づいたおもちゃはこどもたちの想像力創造力を育てます。

    シュタイナーの教育理論では0歳~7歳頃までの子供は周りの人やものを無意識にマネをしようとします。
    そしてその時期に与えるおもちゃは素朴なものが望ましいとされています。

    例えばリアルに作られたお人形より、簡単に目、耳だけがついたお人形や、本物そっくりの車のおもちゃより、木で作られた素朴な車のおもちゃなどがいいそうです。

    みやび(パパ)
    今まで音が鳴ったり光ったりするおもちゃがいいのかなーと思っていたけど、素朴なおもちゃほど子供の創造性とかが高まるんだね。
    みか子
    そうなのよ。じゃあ実際にシュタイナーのおもちゃはどんなのがあるのか見てみましょう。

    ではシュタイナーのおもちゃで人気のおもちゃをいくつかあげてみましょう。

    お山のつみ木

    created by Rinker
    ドライブラッター社
    きお太(3歳)
    えーこんな積み木はじめてみたよ

    こちらはシュタイナー教育でよく使用されている積み木です。
    自然の木をそのまま積み木にしたような見た目はインパクト大ですよね。
    でも切りっぱなしというわけではありません
    亜麻仁油で仕上げられているため、手触りもしっとりとして、小さい子供が口に入れても無害なんです。
    みか子
    口に入れても無害なのは助かるわよね。きおたもよくおもちゃを口に入れてたわ~

    おもちゃを口に入れる子って結構多いですよね。支援センターなんかにいくと0歳~1歳過ぎくらいの子たちはみんなはむはむしてた気がします。
    そんな姿も子供ってかわいいんですよね。

    そしてこちらの積み木、同じものがひとつもありません
    珍しい木目の積み木や木の皮がそのまま残っているものもあります。

    みやび(パパ)
    じゃ、じゃあきおたが作ったものは世界にひとつだけのものってことなんだね。

    そうなんです。親バカだけどそうなんです。世界にひとつだけの宝物になるので積み上げるたびに写真を撮りましょう。

    ウォルドルフ人形

    みか子
    この人形めちゃめちゃかわいいわ。
    素朴な顔がすっごくかわいいこの人形、こちらもシュタイナー教育から生まれた人形です。

    CM等でおなじみの目をつぶったりするお人形や髪の色が変わったりするお人形とはまた違った魅力があります。

    こちらのウォルドルフ人形の中身は羊毛です。羊毛をぎゅっと詰めると子供の肌の弾力に似ているそうです。

    ウォルドルフ人形について詳しく書いている記事はこちら。

    木の車のおもちゃ

    この素朴な木の車。これで子供は喜ぶのかな。なんて思ったあなた。実はこのシンプルな作りが子供の創造性を高めるんです。

    きお太(3歳)
    ぼくこれほしい~
    こちらの車のおもちゃも亜麻仁油で仕上げられているため小さな子が口の入れてしまっても安心です。

    こちらは種類もいろいろあります。

    デブレスカ 北欧の郵便車 大

    デブレスカ 北欧のトラック 大

    などがあります。

    シュタイナーのおもちゃの作り方(本題)

    みか子
    シュタイナーのおもちゃがどんなものがあるかわかったところで、いよいよ作ってみましょう。
    きお太(3歳)
    わーい
    みやび(パパ)
    でも、シュタイナーのおもちゃを見るとどれも手作りするのは大変そうだよ。
    みか子
    そんなに難しく考える必要はないのよ。シュタイナーのおもちゃは素朴なものばかりだったわよね。
    みやび(パパ)
    そっか。きお太と一緒に作ってみたらいいんだね。
    そうなんです。子供と一緒におもちゃを作る=子供の創造力、想像力を高める。それがシュタイナー教育に基づいているといえるでしょう。

    シュタイナーの手作りおもちゃで【おままごと】

    子供の大好きなおままごとセットだって、身近な素材で手作りできちゃうんです。
    ボールだって、買ったものじゃなくてもじゅうぶん楽しめるんですよ。

    アイデア例
    ・紐を切ってお皿に入れて麺にする
    ・黄色いフェルトをくるくる丸めて卵焼きにする
    ・落ち葉や木の実を拾っておままごとに利用する
    ・羊毛を丸めてボールにしていろいろな遊びをする
    など

    シュタイナーの手作りおもちゃ【ウォルドルフ人形】

    ちなみにウォルドルフ人形も手作りできちゃいます。

    ①作りたい大きさを決め、型紙を作り、布を切る。(この動画では胴体が15㎝の人形ですが、縫い代分を合わせて作りたい大きさより1㎝ほど大きめに切ってください)

    ②切った布を中表に合わせて肩から反対の肩まで縫い、ひっくり返す。

    ③手足に羊毛を詰める。(付け根の近く1㎝ほどは羊毛は入れない)

    ④手足の付け根を返し縫いする。

    ⑤四角く広げた羊毛でボールを巻き体部分に詰める。

    ⑥羊毛を割いて開いて重ねていき、丸めてボールを作る。

    ⑦ボールの端を縫い、ボールの大きさに合わせて布を切り、筒状に縫う。

    ⑧筒の中にボールを入れ、額の方になるべく皺が寄らないように伸ばしながら縫う。

    ⑨首を強い糸でくくり、布を引っ張って羊毛を引き締める。

    ⑩胴体部分に首を入れ、肩を縫って首の横に縫い付け、反対側にも針を通して肩と縫い付ける。

    ⑪体と首を縫い付ける。

    ⑫お尻、おへそ、目、口、髪の毛をつける。

    こちらはとても分かりやすい動画となっていますので手芸などが初心者の方でもスムーズに作っていただけると思います。

    みか子
    ウォルドルフ人形はきお太には難しいと思うけど私は作ってみようかな

    ウォルドルフ人形の洋服の作り方について書いた記事もあります。

    ウォルドルフ人形の服のキットを通販で買う方法もありますよ。

    シュタイナーの手作りおもちゃ【指人形】

    木型はネットショップなどで購入できます。

    指人形に合わせてフェルトを切り、フェルトに切り込みを入れてボンドで貼るだけで基本の指人形は完成です。

    あとはお好みで顔を書いたりフェルトや羊毛で防止や襟をつけてみてください。

    かわいい指人形ですね。たくさん作ってインテリアとして置いておきたいかわいさです。

    工具が使える方はお山のつみ木も手作りできそうですね。

    子供たちに木を削る作業をしてもらうのもいいと思います。木を削る作業はシュタイナー幼稚園でよく行われています。

    また、シュタイナー教育には手仕事といって羊毛を使って人形を作ったり、毛糸を編んだり、刺繍をしたりといった活動もあります。
    手仕事は、7歳までの子供は大人の真似をして育つ、という理論に基づき行われています。

    出来上がった達成感を味わえるだけではなく、作る過程を通して子供たちに手先を使った作業を教えることが出来るため、器用な手先を育てることができます。

    みやび(パパ)
    へぇ〜。シュタイナーのおもちゃって難しく思ってたけど作ってみたら意外に簡単に手作りできるんだね。
    きお太(3歳)
    ぼくでも作れたよ〜
    みか子
    子供と一緒におもちゃが作れるのは楽しいわよね。
    みやび(パパ)
    手先が器用になってくれたら嬉しいよね。

    シュタイナーのおもちゃの作り方が載っている本もあります。

    まとめ

    •  シュタイナー教育とはからだ、こころ、あたまをバランスよく育てる教育。
    • シュタイナー教育に基づいたおもちゃは素朴なおもちゃが多い。
    • シュタイナー教育に基づいたおもちゃは誰でも簡単に作ることができる。

    今回はシュタイナー教育に基づいたおもちゃの作り方をご紹介しました。

    小さな子供でも簡単に作れるおもちゃで子供と一緒に楽しめるのはいいですよね。

    シュタイナーのおもちゃはアイデア次第でいくらでも作ることができます。子供と一緒に作り方を考えて実際に作ってみると子供だけでなく大人も一緒に学ぶことができます。

    皆さんもシュタイナーのおもちゃを作ってみませんか。