最近友人と話していて
友「これから京都に移住して子育てを考えているけど、京都って一体どんなところなの?子育てをする環境として、どうなんだろう。」
友「住むなら少しでも教育の支援が受けられるような環境だったらありがたいな~。」
という話題になり、京都府で子育てについて一緒に考えていたら、色々と情報が欲しくなりました。ということで、京都の子育てに関する情報を調べてみました。
目次
子育ては周りや地域の助けが大切
可愛いお子さん、生まれる前から愛情を注ぎ、時には辛い想いを抱えながら、時には投げ出したくなりながらも、精一杯、一所懸命育てられているかと思います。
新生児ですと、夜泣き、なかなか安定しない生活、何かあるとすぐに動かなければいけないため、自分の時間も大きく削られてしまいます。旦那さんが協力的でないと、負担も大きくて大変ですよね。
少し大きくなってくると、一人で出来ること、楽しいことも増える半面、ケガをすることも増えたり、まだまだ目が離せませんよね。
さらに大きくなってくると、学校が始まったり、友達関係や教育関係、いじめの心配など、見えない部分で精神的に負担がかかることもあるかと思います。
生まれた子どもが伸び伸びと育つためには、親や家族だけでなく、地域や周りに住んでいる方の理解、協力が必要になります。
京都府の子育てについての口コミ
京都で子育てを考えて調べてみると、京都の子育て支援が充実している地域を調べているのはどうやら私だけではないようです。
京都府内で子育てしやすい地域はどこですか? 大阪への転勤予定ですが、実家が宇治市黄檗にあるため、京都への引っ越しを考えています。
未就園児、幼稚園児の子育て環境、子育て支援が充 実してる地域はどこでしょうか? できればどのような支援や、環境かも知りたいです。
子育て支援が充実している所を探しております。 高槻市、摂津市、吹田市、京都市 では何処がお勧めでしょうか? またお勧めの点があれば教えて下さい。 ※中学生まで医療費が無料など 。 宜しくお願い致します。
これから赤ちゃんが生まれる方、生まれたばかりの子どもを育てる方、子どもが大きくなってきて、学校に通い始める方。
どんな方にもついて回るのが、子どものケガや病気に対する不安ですよね。
病院が近いのがベストですが、医療制度が整っている事も大切です。
子どもが伸び伸びと生活できるような環境であれば、より安心できます。
ケガや病気も安心!京都府の子育て支援
子どもが出来ると、病気やケガをしたり、病院を利用する機会が多くなります。
子どもがまだ小さい頃なんかだと、さっきまで元気だったのに、急に体調が悪くなった!なんてことも。
そんな時、かかりつけの病院が近くにあったり、夜間診療も受け付けてくれたり、医療制度が充実していると、とても安心ですよね。
子どもが大きくなってからも、自分で行ける距離に病院があると、親も助かります。
京都府内では子育て支援として、子ども医療助成制度が充実しています。
各自治体によって様々な様式の子ども医療助成制度があり、住んでいる市町村によって受けることが出来るサービスが大きく異なります。
一口に子ども医療助成制度と言っても、一体どんな制度なの?
助成制度と言っても、所得次第では受けられないとか、細かい条件があるんじゃないの?
というわけで、子ども医療助成についてどんなものがあるかを調べてみました。
まず最初に、京都府の医療助成はどの市町村でも所得制限がなく、どんな子どもにも適用されます。
さらに、平成27年の9月から新しく子ども医療助成制度が拡充され、親にとっては嬉しい変更がありました。
子育て支援医療費助成制度の概要
(拡充前)
入院
小学校卒業まで、自己負担額200円(1ヶ月、1医療機関あたり)
通院
3歳まで、自己負担額200円(1ヶ月、1医療機関あたり)
3歳から小学校卒業前まで、1ヶ月の自己負担額の上限は、3,000円
※所得制限はありません。
拡充後
入院
中学校卒業まで、自己負担額200円(1ヶ月、1医療機関あたり)
通院
3歳まで、自己負担額200円(1ヶ月、1医療機関あたり)
3歳から中学校卒業まで、1ヶ月の自己負担額の上限は、3,000円
※所得制限はありません。
京都府ホームページ>(平成27年9月診療分から)京都子育て支援医療助成制度の拡充について
市町村によってはさらに拡充している場合がある。とのことなので、詳しく調べてみました。
全ての項目が、1医療機関ごとの自己負担額となります。
複数の医療機関に行く場合は、その分のお金がかかりますので、気を付けてくださいね。
ア行 | |
綾部市 | 中学校卒業まで 入院、通院とも200円(1か月) |
宇治市 | 小学校卒業まで 入院、通院とも200円(1か月) 中学校卒業まで 入院200円、通院3,000円上限(1か月) |
カ行 | |
亀岡市 | 未就学児 入院、通院とも200円(1か月) 中学校卒業まで 入院200円、通院3,000円上限(1か月) |
木津川市 | 中学校卒業まで 入院、通院とも200円(1か月) |
京田辺市 | 中学校卒業まで 入院、通院とも200円(1か月) |
京丹後市 | 中学校卒業まで 入院、通院とも200円(1か月) |
京都市 | 3歳未満 入院、通院とも200円(1か月) 中学校卒業まで 入院200円(1か月)、 通院200円(1か月3,000円上限) |
サ行 | |
城陽市 | 中学校卒業まで 入院、通院とも200円(1か月) |
ナ行 | |
長岡京市 | 小学校卒業まで 入院、通院とも200円(1か月) 中学校卒業まで 入院200円、通院3,000円上限(1か月) |
南丹市 | 小学校卒業まで 入院、通院とも200円(1か月) 高校卒業まで 入院、通院とも800円上限(1か月) |
ハ行 | |
福知山市 | 3歳未満 入院、通院とも200円(1か月) 中学校卒業まで 入院200円(1か月)、通院500円(1か月3,000円上限) |
マ行 | |
舞鶴市 | 小学校卒業まで 入院、通院とも200円(1か月) 中学校卒業まで 入院200円、通院3,000円上限(1か月) |
宮津市 | 中学校卒業まで 入院、通院とも200円(1か月) |
向日市 | 小学校卒業まで 入院、通院とも200円(1か月) 中学校卒業まで 入院200円、通院3,000円上限(1か月) |
ヤ行 | |
八幡市 | 中学校卒業まで 入院200円、通院3,000円上限(1か月) |
町 | さらに医療費助成制度が充実している町 |
井手町 | 高校卒業まで 医療費は無料 |
伊根町 | 高校卒業まで 医療費は無料 |
和束町 | 高校卒業まで 医療費は無料 |
こうやってみると、京都市と福知山市以外はほとんど拡充されているんですね。
条件も意外とシンプルで、年齢さえ適用されていればよく、市役所に申請さえすれば誰でも支援を受けられる制度になっています。
特に井手町、伊根町、和束町の、高校卒業まで医療費が無料という内容にはめちゃくちゃ驚きました!
高校生にもなると子どもたちの身体も大きくなって、部活動などでケガをしやすかったり、無理をしがちな年頃なので、親としてはありがたい限りです。
ただし、子育て支援医療には対象外となるものがあります。
以下をご確認ください。
子育て支援医療の対象外となるもの
健診、予防接種、往診の際の車代、薬の容器代、個室専用料など保険診療以外の費用や入院時の食事療養費については、子育て支援医療の対象外です。
病院でかかる全ての金額が対象というわけではないので、ご注意ください。
子育て支援医療制度に必要な手続きについては、各市町村ごとに形式が決まっているようなので、詳しくは地域の市役所にお問い合わせしてみてください。
京都府の教育イベント、子育て支援団体
周りの人を頼ることが難しくなった現在の日本では、子育てにかかる一人一人の負担が大きくなっているのかもしれません。
母親になってから長い間、休まる時がない方も少なくないのではないでしょうか。
心身ともに負担を抱えている時、あなたは一人じゃないよ!と、支えになってくれる人が一人でも居てくれると、本当に心強いです。
子育てって大変だけど、大変だからこそ、子どもの成長を感じたり、子どもから感謝の言葉を伝えられたりすると、とっても感動します。
なかなか普段の生活の中では見られない表情なんかも、出かけたり、イベントに参加したりすると見れることがあるし、何より新しい刺激は親にとっても子どもにとってもいいものですよね。
でも、自分からイベントを探したりするのって意外と面倒。
時間をかけて探しても場所が遠すぎたり、金銭的に厳しかったり、タイミングが合わなかったり。
なかなか都合よく見つからないものです。
そこで、京都府には、積極的に子育て支援に取り組む支援団体があります。
認証団体といって、京都府から認証を得ることで幅広く活動しています。
子育てをしている方を全面的にサポートしてくれたり、親子で参加できる楽しいイベントなどを行っています。
全部で12の団体があり、内容は各団体ごとに様々な特色があります。
ここでは紹介として各団体ページへのリンクを張っておきます。
気になった方は目を通してみてくださいね。
私が小さい頃はイベントごともあまり参加したことがなくて、親子で参加した学校行事やお祭りなんかは、今でも楽しい思い出として、心に残っています。日常ではいつも一緒に居たはずなのに、非日常の中で一緒にやった事や、イベントの方がたくさん記憶に残ってるんです。不思議ですよね。
夏休みの自由研究(作品作り)なんて、 お父さんにほとんど任せちゃってた事もありました。共同作業といいつつ、だいぶ親に甘えてしまっていましたが、その頃の楽しい記憶は、未だに色あせることなく残っています。
親子で一緒に何かをするって、子どもにとって意外と深く思い出に残るのかもしれませんね。
お子さんとの楽しい思い出がいっぱい残りますように!
京都府の子育て医療助成制度は充実している
京都っていうと街は綺麗だし、人が多くて活気もある。
治安も近年では良いと聞くし、交通の便もいい場所が多い。
だけど住むとなると色々とお金がかかりそうだし、都会だとご近所づきあいや助け合いも少なかったりするのかな?
ケガや病気も考えると、子育てを考えるなら周りの人を頼りやすい田舎の方がいいのかな?なんて思っていました。
私は小さい頃からよく風邪を引いたし、小学生~中学生ぐらいになるとアレルギーや中耳炎になったり、やんちゃだったので、転んだりぶつけたり、車にひかれたり。人一倍ケガをよくする子どもでした。
それなのに、病院代を使うぐらいならおもちゃやゲームが欲しかったし、子どものくせに診察代の高さが気になったり、薬も高い上にマズくて全然飲めなかったんです。正直に言うと病院に行くのがすごくイヤでした。
大人になった今でも、病気になると、お金がかかるから病院には行きたくないな~って思います。笑
これだけ医療助成が充実していたら、子どもは親の負担や医療費をあまり気にせず、すぐ病院に行けますし、結果的に早くケガや病気を治すことになり、健康的に育ちます。こんなありがたいことはありませんね。
さてさて、京都府の子育て環境について色々見てきましたが、いかがでしたでしょうか。
まだ京都に住まれていない方も、既に京都に住まれている方も、少しでも参考になったり、京都で子育てもいいかも!と思っていただけたならなによりです。
*子育てのこんな記事も参考にしてみて下さい。
まとめ
- 子育ては周りや地域の助けが大切
- 京都府の子育てについての口コミ
- ケガや病気も安心!京都府の子育て支援
- 京都府の教育イベント、子育て支援団体
- 京都府の子育て医療助成制度は充実している
京都府の子どもの医療への助成が充実していることがわかっていただけたでしょうか。『子どもに何かあった時、安心して病院にかかることができる』これは子育てにおいて、かなり重要なポイントです。
その点で京都府は素晴らしい街だという事が伝われば幸いです。
ここまでお付き合いいただき、ありがとうございました。
お子さんが明るく笑顔で、伸び伸びと育つことを願って。