子育て天国「明石」の魅力。開かれた教育と若返っていくまち

子育てしやすい街ってどんな街?明石ってどんな街?
場所によって教育支援制度に違いはあるの?

子供が遊べる公園が近くにない、待機児童で溢れていて子供を預けることができない、地域の学校が荒れているなど生活してみてわかることは結構ありますよね。

安心して預けられる保育所・幼稚園の存在、行政サービス、周囲の環境、利便性など子供と生活する上で気になるポイントは多いものです。

もし、子育ての為に住み替えを考えているなら、絶対に外せない街選びのポイントがあります。子供を本気で応援する街「明石」の魅力をご紹介したいと思います。

住みやすい街、明石ってこんなとこ

兵庫県南部にある海沿いの街で、田舎すぎず都会すぎない絶妙なゆったり感があります。神戸空港が近く新幹線も停車するので、出張があってもとにかく便利。神戸まで電車で10分くらい、大阪や京都へも1時間あれば行けちゃいます。

そんな明石は関西一晴れの日が多く雨が少ないなんです。太陽の光、青い海、潮風、立ち並ぶヤシの木とくれば、南国ムードを味わえちゃいますよね。ウミガメも訪れる綺麗な海がありますよ。

みか子
大迫力の明石海峡大橋をバックに、家族でBBQや海水浴なんていいでしょうね。
みやび(パパ)
海釣りやクルーズもできるし、プールや温泉もあるね。
週末の家族サービスが近所で納まるのは助かるなー。

他にもある魅力としてはめちゃくちゃ公園が多いので、子供を外でのびのび遊ばせてあげることができます。桜の名所100選に選ばれる明石公園や、大型遊具のある公園など大小合わせ約430か所の公園があり県内トップクラスです。

明石市の交通安全協会では乳幼児のお出かけ用チャイルドシートを、満1歳になるまでの約1年間無料で貸し出してくれます。痒い所に手が届くこういうサービスも嬉しいですね。

みか子
きお太が赤ちゃんの時、チャイルドシートを買ったけど新生児用って結構お値段が高めだったりするのよねー。

ここは外せない!保育園・幼稚園事情

子供はかわいいけど、保育料とか高いから2人目はまだまだ先の話…。ちょっと待って、明石では2人目から保育料が無料なんです(市内外の保育園・幼稚園問わず、親の所得制限もなし)。

それに中学校を卒業するまでの子供の医療費は完全に無料

急に熱を出したり、体調が悪くなったとき診察が無料だとすごく助かりますし、地域に見守られてると感じ安心することができます。

マイナス部分としては、待機児童の数が全国的に見ても低くない数なんです。保育料の無償化もあり、子育て世代の人口が年々増加という[今、アツい街]なので、保育所の受け入れが追いついていないんですね。

ただ、対策として毎年約1000人規模で受け入れ枠を拡大しており、新たに明石市で働く保育士には最大30万円の一時金支給や、保育士の家賃や給料の補助など、待機児童問題を本気で改善しようとしてるってことは感じられますね。

いいところ
  • 2人目から保育料が無料
    年齢・所得に制限なく、市外の施設利用でも完全に無料
  • 中学卒業するまで医療費が無料
    外来・入院問わず、診察代・薬代・夜間の救急・市内外の病院すべて無料
つらいところ
  • 待機児童の数が多い
    毎年約1000人規模で受け入れ枠拡大しており、今年は2000人規模で拡大予定
みやび(パパ)
来年度に向けて、保育園の受け入れ枠をさらに2000人拡大するんだって。
みか子
すごい!今までの倍じゃない!子供を保育園まで送迎してくれる、送迎ステーションも便利な明石駅前にできるみたいだし、期待しちゃうわね。
みやび(パパ)
うちもそろそろ2人目作っちゃうかー笑
みか子
あ、雨が降ってきたみたい。洗濯物を取り入れなくちゃ、あなた急いで!
みやび(パパ)
こんなときも明石だったら晴れなんだろうな…泣

小学校入学おめでとう〜!だけじゃない。

ピカピカの小学1年生、社会生活がスタートする大切な第1歩です。保育園や幼稚園を卒業し、子供たちが自立的に行動していかなければならない場面が多くなります。

子供の成長が嬉しい反面、うちの子ちゃんと友達ができるかな?いじめられたりしないかな?勉強にはついていけるんだろうか?って心配にもなります。

明石の小学1年生は1クラス30人以下の少人数制だから、1人ひとりの個性にあわせて、先生の目も行き届きやすく細やかな教育や指導を受けることができるんです。子供と先生との距離が近くなり親としては安心ですね。

みやび(パパ)
照れ屋さんだった僕は、へっぴり腰になってモジモジしてたなー。
でも先生が優しくてちょっとずつクラスに打ち解けていけたっけ…。

現在市内に小学校は28校あり、その全てに隣接する公立幼稚園や認定こども園があります。小学生はお兄ちゃんお姉ちゃんとして幼い子と関わることを学校生活の中で学ぶことができ、社会性や道徳心も育まれます。

それに市立小中校の教室は、エアコン完備なので学校での熱中症や子供の教育環境としてありがたいです。

みか子
ほとんどの家や職場でもエアコン設置してあるのに、学校にはないのがそもそもおかしな話だと思うわ。

明石が大切にする教育と環境づくり

日本では昔からひとつの家族のように地域全体で子供を見守り、教育を行ってきました。しかし今では核家族が増え孤立した子育て環境により、親の精神的負担も大きくなってきています。
 
やっぱり周囲の協力を得ながら、しっかりと教育できる環境が理想ですよね。明石は環境づくりについてとことん本気なんです。
 
市の教育プランは基本理念【ふるさと明石から未来にはばたく子供を育てる〜たくましい心豊かなひとづくり〜】を元に、「3つの基本方針」が定められ、それらをより具体的に取り組むために、今後5年間に取り組む「9つの基本的な方策」が明らかにされています。
 
3つの基本方針
  • 一人ひとりに応じたきめ細やかな教育の充実
  • 子どもが安心して学べる質の高い教育環境の実現
  • 地域ぐるみで子どもの健やかな育ちを支える活動の推進
明石教育委員会

今までご紹介した支援策は、このしっかりした「理念」「方針」「方策」から生み出されているんです。では、他に具体的な対策としては何があるのでしょう。

[本のまち]明石

2017年に市立図書館とジュンク堂書店が同居する大型施設が明石駅前にオープンしました。そんな本のまちづくりを推進している明石。驚くことに、ゆっくり本を読んだり無料で借りたりすることができる場所が市内でなんと約42箇所もあります。
 
 さらなる取り組みとして、3歳児とその保護者に絵本を送る「ブックセカンド事業」を実施しています。「読み聞かせ黄金期」といわれる、3〜5歳の時期に絵本を楽しむ機会を持てることは嬉しいです。
 
「ブックセカンド事業」では3歳児健診を受診する全てのこどもに、おすすめ絵本5冊の中から、好きな絵本1冊をプレゼントしてくれます。図書館司書による絵本の選び方や読み聞かせのアドバイスなんかもあります。

兵庫県明石市は2018年度から、3歳児健診時に絵本を贈る事業を始める。4カ月健診などで乳児に本を贈る「ブックスタート」事業は多くの自治体が取り組むが、2度目の贈呈「ブックセカンド」事業は全国的にも珍しいという。本好きの子どもたちを育てると同時に、触発された親世代への好影響にも期待している。

神戸新聞NEXT

ボランティアによる学習指導

学校での授業内容がどんどん複雑化してくる小学3年生を対象に、毎週土曜日の午前中、地域の教員OBや学生ボランティアによる「わくわく地域未来塾」が開催されています。子ども達の学習の遅れを防ぎ、大切な学習習慣を定着させてくれます。
 
また中学校では、数学と英語の学力向上を図り「数学・英語応援団」を放課後の学校へ派遣しています。こちらも地域の教員OBや学生ボランティアになります。明石では住民参加型の開かれた学校教育が行われているんですね。
みやび(パパ)
住民参加型の教育になると、学校運営も透明化するだろうし保護者としては安心だね。
みか子
そうよね。顔見知りが増えることで、間接的に地域の防犯意識も高くなって願ったり叶ったりだわ。

明石の特産品を学校でたべる

明石といえば、激しい海流で育つ新鮮な魚介類、そんな地元食材を使った給食を、明石の小・中学生は食べてるんです。なんて羨ましい…。忙しい朝のお弁当作りから解放されることは嬉しいですね。給食レシピは公開されてるので、今晩の一品にも使えます。

きお太(3歳)
新鮮「タコ入り和風カレー」とか美味しそう。
みか子
あらこの子、意外と鮮度重視なのね。
他にも卒業生が考えた、型破りな美味しいレシピが沢山あるわよ。

子どもの居場所づくり

明石の「こども食堂」は、子ども達においしい食事と居場所を提供することを目的に、地域住民の交流拠点にもなっています。
 
食事以外にも、料理・工作・カルチャー教室などバラエティ豊かな学習ができたり、幅広い年代の人とふれあうことで、問題を多面的に見ることを学んだり、コミュニケーション能力を身につけることに役立っています。
あかしこども財団 こども食堂一覧

こちらの動画もよかったら参考にしてみてください。

おすすめのコミュニティなどの一部をご紹介させて頂きます。

あかしこども広場

 

子育て・子どもとの関わり方についての講座

あかし子育て応援ナビ

関西で子育てをお考えなら、こちらの記事もご参考にしてください。

他にも都会と田舎で迷ったら、こちらもご参考にしてください。

まとめ

  • 田舎でも都会でもない、南国ムード漂う明石
  • 保育料無料!明石が行う子育て対策
  • 1人ひとり個性が光る、ぴかぴかの1年生
  • 市民も参加!みんなで育てる教育と環境づくり

今回は素敵だと思う明石の子育て対策の一部をご紹介しました。子育て世代の人口が5年連続増え続け、平均年齢も若返ちゃう元気な街です。かなりアツいですよね。

こんなに魅力いっぱいの街だったら市民税は高いのか、と思えばそうでもなく。明石市のミラクル錬金術に今後も大いに期待しちゃいましょう。