大阪で子育てするなら豊中市!教育環境などオススメの理由。

大阪に住むママ友たちに、「大阪で子育てするのにおすすめの街は?」と尋ねると、必ず「豊中市」という声が上がります。ママ友たち曰く、子育てに必要な周辺環境も教育環境もバランス良く整っているとのこと。

リクルートの住まい情報サイトSUUMO(スーモ)が発表する「住みたい街ランキング」、その関西版でも「大阪府豊中市(千里中央・緑地公園・桃山台など)」が毎年上位にランクインしています。その内容を見ても、豊中市がファミリー層から多くの支持を得ていることが分かります。

なぜ、こんなに子育て世帯から人気が高いのでしょうか。
大阪出身じゃない私には、とっても謎です。

という訳で、豊中市の子育て環境や教育環境について、大阪のママ友に話を聞きながら詳細を調べてまとめてみました。大阪で住宅の購入を検討されている方、大阪へ転居予定がある子育て世帯の方は、是非ご参考ください。

豊中市ってどんな街?

豊中市公式 魅力発信サイト

子育て・教育環境についてご紹介する前に、まずは豊中市とはどんな街なのかをご紹介。
一言で言うと、「都心に近い便利なベットタウン」というイメージです。

大阪市に北側に隣接する豊中市は、3路線の電車が乗り入れています。市の玄関口である豊中駅からは、梅田(大阪)駅まで10分程度で行くことが出来るアクセスの良い立地です。

上の写真の通り、市内には大阪国際空港(伊丹空港)があるので、出張の多いサラリーマンや旅行が好きな方にはとても便利ですね。

また、新幹線の通る新大阪駅や、なんば・天王寺など大阪の主要各所へも、電車1本で行けることから、そのアクセスの良さがファミリー層だけでなく、シングルの方やカップルからも、人気を集める理由となっています。

近年では、ファミリー向け商業施設やタワーマンションの建設も進み、さらに賑やかで便利な街になることが見込まれています。

▶参考:住みたい街ランキング2017(関西版) ~千里中央(豊中市)~

ただ便利なだけじゃない!子育てしやすい環境とは

交通アクセスや周辺環境が便利な豊中市ですが、子育てしやすい環境が整っています。
子どもが小さい内は必須と言える「公園」と「病院」が充実しているのです。

県外からの転居者も多い!それが大阪北摂エリア(北大阪エリア)

先にちょっと余談です。

そもそも大阪出身ではない私、もし転勤で家族で大阪に住むとしたら、ちょっと身構えてしまうかもしれません。
大阪の人は話の最後にオチを求めるとか、テレビでめちゃめちゃハイテンションなおばちゃんが沢山いるのとか見てると、「私、やっていけるだろうか…」なんて思ってしまって。

大阪出身の方、ごめんなさい(笑)

「大阪=コテコテの関西人がたっくさん」をイメージしているあなた、豊中はちょっと違います。
豊中が位置するする大阪の北側は「北摂(ほくせつ)エリア」とも呼ばれ、大阪府内では比較的県外からの転居者も多いエリアです。そのため、もし県外からお引越しを考えている方にとっては住みやすいエリアと言えるでしょう。

それに、フォローする訳ではないのですが、大阪のママ友は壁を作らず接してくれる人が多いので、結局仲良くなるのは「ザ・大阪人」みたいな人だったりします。
東京に次ぐ都心だけあって、いわゆる「よそ者意識」みたいのはあまり無いので、もし県外から来られる場合でも安心していただけるのではないでしょうか。

また、豊中市は大阪大学や音大が近いことから文教地区とも言われており、富裕層が多く住む街でもあります。
そのため、駅周りや大通りは賑やかですが、住宅街は閑静で落ち着いた雰囲気ですので、治安的にも安心です。

緑がたくさん!近くに公園があって子どもも大満足

本題の住環境についてのお話に戻ります。

子どもが小さい内は、安心して遊ばせられる公園は必須ですよね。
豊中市内には400箇所以上の公園があるので、家の近くに必ずお気に入りの公園を見つけることができます。

また、スポーツやバーベキューの出来る「服部緑地公園」や、子どもに人気の全長110mのローラーすべり台がある「千里中央公園」、大阪国際空港が近く飛行機の着陸風景を見ることができる「ふれあい緑地」など、豊中市には大きな公園もたくさんありますので、週末の家族でのお出かけにも最適です。

でも、長く住んでいないと中々情報が集まってこないのも事実、情報を集めるのに一苦労という場合も。

豊中市では2018年10月より、公園情報アプリ「PARKFUL」と連携し、市内400箇所以上の公園の写真や情報も公開しているので、簡単に情報を集めることが出来ます。是非ご参考にどうぞ。

豊中市公式HP 公演情報アプリ「PARKFUL」についてはこちら

病院やクリニックが近距離にたくさん!

豊中市は緑が多いだけではありません。病院やクリニックも周辺に多くあります。

こどもは急な熱発は日常茶飯事、予期せぬ怪我をしてしまうこともしばしば。
そんな時にすぐ駆け込めるクリニックが近くにあると安心ですよね。

また、もしもの時には大学病院や総合病院が、車でも電車でも30分かからず行ける距離に複数あります。
緊急時にも安心ですね。

その他の地域の子育てにも興味のある方は、こちらの記事もどうぞご覧くださいね。

また、子育てするのに田舎がいいか、都会がいいか、迷っている方はこちの記事もどうぞ。

豊中市の子育て支援ってどんなものがあるの?

公園や病院も近くにあり住環境良好な豊中市ですが、子育て支援も充実しています。
大阪府の支援と豊中市の支援をうまく併用して使えば、受けられるサービスも幅が広がりますよ。

乳幼児期の遊び場としても、情報交換の場としても大助かり!《子育て支援センター》

雨の日に子どもと一緒に遊べる場所が中々無くて、困ってしまうことってありますよね。

そんな時、市内に17箇所ある子育て支援センターでは、0歳から就学前の子どもとその保護者なら無料で利用可能なプレイルームがあります。そこでは子育てに関する講座や子どもと一緒に参加するイベントも定期的に実施されており、学びながらお友達づくりが出来るのも魅力です。

子育て世帯に嬉しい!《とよなか子育て応援団》

子どもが小さい内はお出かけも一苦労ですよね。外食するにも周りのことを気にしなければならなかったり、お買い物や用事の最中に子どもを遊ばせる場所が無かったりで、苦労することも多いのではないでしょうか。

豊中市では家族で一緒に外出しやすい地域づくりのため、「とよなか子育て応援団」として、子育て世帯にも優しいお店を登録しています。登録店は飲食店からクリニックまで多岐に渡ります。

店頭ステッカーで登録店と知ることも出来るほか、冊子や情報サイトでもお店の情報を知ることが出来ます。授乳スペースやキッズスペースの有無、子ども向けメニューやアレルギー対応のメニューなど、詳細な情報を事前に知ることが出来ます。

お得に便利に!《まいど子でもカード》

子どもの将来のためにも出来る限り節約していきたいですよね。

そんな子育て世帯に嬉しい会員制度「まいど子でもカード」が無料で利用できます。協賛施設や店舗の施設入館料が割引になったり、習い事の入会金が無料になったり、ワンドリンク無料になったり、お得なサービスを受けることができます。

関西で18歳未満の子どもがいる世帯なら、家族の誰でも会員になることができます。平成30年4月現在で会員数は17.7万人、協賛店舗数はなんと11.500箇所以上、関西広域で利用することができます。

 

以上のような、たくさんの子育て世帯向けのサービスを上手に使えれば、とても心強いですよね。尚、子育てする上で知っておきたい行政サービスは、「行政サービスガイド とよふぁみ」で調べるが出来ます。

▶豊中市とよふぁみ | 育児を応援する行政サービスガイド はこちら

教育熱心な豊中市、豊中型国際教育とは?

教育熱心な地域である豊中市は、公立学校の校区の人気が高く、その校区に入れるために引っ越す世帯もいる程。
私立・国立も含めると高偏差値の学校が通学圏内に多数存在
しているため、子どもにとっても良い刺激になるのでしょう。

豊中市では「豊中型国際教育」という理念の基、いくつかの取り組みをしています。

自ら考える力が身につく!ユネスコスクール

グローバル社会と言われる昨今、子どもには早い段階から国際教育を受けさせたい、そんな風に思う方も多いのではないでしょうか。

豊中市では、7校の小中学校がユネスコスクールに加盟しています。世界182ヶ国11500校以上が加盟し活動しているユネスコスクールでは、加盟している世界中の学校との交流を通じ、環境問題やエネルギー問題など、地球規模の諸問題に対して意見交流をしながら、問題解決のための道筋を探す力を育てることにつながっています。

多文化理解を育む!フレンドシップ提携校

ユネスコスクール以外にも、国際交流を目的にフレンドシップ提携校制度があります。
12校の小中学校が、アメリカやニュージーランド、韓国やタイの学校と交流活動をしています。

異なるバックグラウンドを持つ子ども同士が学び合う機会をつくり、お互いの文化に触れる工夫がなされています。

市立図書館でも国際教育?活字に触れる機会を

教育のために、子どもの内から活字に触れさせたいと考えるご両親も多いのではないでしょうか。

豊中市内には11箇所もの市立図書館があります。15万冊の蔵書がある千里図書館を始め、自習スペースなどもあり、気軽に利用できる読書の場として広く活用されています。

それぞれ特色はありますが、珍しい取り組みとして岡町図書館では「世界のこどもの本の部屋」として、50ヶ国の絵本を約7000冊借りられるサービスがあり、子供の好奇心を広げる手助けにもなっています。

 

以上のように、「豊中型国際教育」という理念に基づき、市として国際教育に力を入れています。国際理解に留まらず、自ら考え発信する力につながることが、多くの子育て世帯から支持されています。

自ら考え発信する力に、ご興味のある方は、こちらの記事もご覧ください。

まとめ

  • 豊中市は、大阪主要各所へのアクセスが良く、ファミリー向け商業施設も多い便利な街

  • 近くには緑豊かな公園が沢山あり、病院やクリニックも近くにあるため、もしもの時も安心

  • 大阪府と豊中市、2つの行政の子育て支援を上手に利用すればお得

  • 豊中型国際教育なら、公立校でも国際教育を受けさせることが出来る

以上、豊中市の子育て環境・教育環境について調べてみましたが、いかがでしたでしょうか。

豊中市は、大阪市内にも近い利便性の良い街でありながら、子育てしやすい環境と教育環境が整っています。そのため、子どもが小さい内だけでなく、中高と進学してからも住みやすい街と言えるのでしょう。子育て世帯へ是非おすすめしたい街です!