ざっくり言うと
- 総合音楽能力、ピアノに限らず楽器を将来学びたいならヤマハがおすすめ
- ピアノが上手くなりたいならピアノ専門の教室がおすすめ
- グループか個人レッスンか、先生との相性も大事
お子さんが赤ちゃんの時からリトミックに通わせている方や、ご両親のどちらかが音楽をされている方など、お子さんに音楽を習わせたい!ピアノを習わせたい!と考える方は多いかと思います。私の場合、家から近い実家にアップライトピアノがあるため、子供が4歳くらいからピアノに慣れるという意味で簡単な曲を教えたりしました。しかし、なかなか集中できず、親の指導では全く上手くいきませんでした。
そこで、口コミをネットで調べ、子供が年中の秋からヤマハ音楽教室の幼児科に通い、その後は地元にあるピティナ(一般社団法人全日本ピアノ指導者協会)系列の先生のピアノ教室にも通いはじめました。
今回はピアノを習わせたい方向けに、ヤマハ音楽教室と一般的なピアノ教室を比較しながら、どちらが向いているのか判断いただけるような体験内容を紹介したいと思います。
目次
ヤマハは総合的な音楽能力・音感を重視
“耳の力”がぐんと伸びる4・5歳。たくさんの音楽を聴き、歌い、弾く。 体験を重ねて無理なく自然に「音感」を育みます。”
これはヤマハ音楽教室幼児科ホームページに記載されている表現です。
ここに書かれている通り、ヤマハは音感を重視しています。
幼児科は年中、年長の2年間で、カリキュラムはプライマリーというヤマハ独自のテキストに沿って進んでいきます。リズム、音符、歌、ピアノの練習曲がバランス良く詰まっているテキストです。
音感を磨くことを重視しているので、ト音記号とヘ音記号の音符が読めるようになる、音符のリズムを楽譜を見て理解できるというよりは、聞いた曲を口ずさんだりリズムに合わせたりして、自分で弾くことになります。
つまり、音楽を聞いて表現するやり方なので、音楽を聞かずに楽譜だけ見て曲が弾けるようになるかというと、ヤマハはそういうスタイルではありません。
また毎週歌を歌う時間の割合が長く、自分で歌うことで音感を磨いていると感じます。
音符が読めなくても、音楽を聞いて音やリズムが分かる、音感を磨くレッスンを提供してくれるのがヤマハ音楽教室幼児科です。
ヤマハの月謝(目安)
ヤマハのお月謝は7,150円/月ですが、その他入会金、施設利用料、教材費がかかります。1回60分のグループレッスンであること、家でも教材を使って練習するのでこの金額は妥当かなと思います。
ピアノ専門のお教室は弾き方、テクニック重視
ヤマハのプライマリーは割と簡単な曲が多く、うちの息子はもっとピアノが上手くなりたいと言うようになり、年長の4月からはピアノ専門の教室に通い始めました。
ヤマハとの違いは、楽譜が自分で読めて自分で弾けるようになるために、音符については最初に徹底的に勉強すること、そしてピアノのタッチやテクニック、弾き方をとても重視してくださる点です。
実はヤマハ音楽教室幼児科の教室ではすべてエレクトーンで弾きます。
ピアノを本格的に練習する場合には、できればグランドピアノかアップライトピアノが良いとピアノの先生にアドバイスをいただきましたが、エレクトーンではピアノのタッチや弾き方、テクニックは全くと言っていいほど磨かれないなと気づきました。
なので、本格的にピアノを練習したい場合はヤマハではなくピアノの専門のお教室をおすすめします。
ピアノ専門お教室の月謝(目安)
ピアノ専門のお教室のお月謝はそれぞれのお教室によって違いますが、息子が通っているお教室は8,000円/月です。一回30分のプライベートレッスンであり、息子に合わせたレッスン曲も用意してくれているのでこの金額と内容にはとても満足しています。
個人レッスンがいいか、グループがいいか?
さてここまではレッスン内容についてご紹介しましたが、まだまだ小さい4〜6歳さんなので、個人レッスンがいいのかグループレッスンがいいのか、レッスンの雰囲気や先生との相性などもかなり影響すると思います。
ヤマハは最大6名くらいまでのグループレッスンなので、先生が一人の子につきっきりで教えてくれるわけではありません。また、グループ内で順番に弾く事も多く、他のお友達と比べながらカリキュラムを進めていくことになります。歌もたくさん歌いますが、みんなで歌うので楽しいですし、ヤマハはとにかく楽しいと感じてもらえる工夫がたくさんあると思います。
それに対して、一般的なピアノ専門のお教室はプライベートのレッスンになるかと思います。先生がお子さんに合わせて、どこが苦手なのか、その子にあった教え方で教えてくれることになります。
お子さんによっては1人だとストレスを感じてしまうかもしれませんし、逆に先生にたくさん見てもらいたい子はプライベートのレッスンのほうが満足度が高いかもしれません。
お子さんの性格に合わせて、グループなのか個人なのか、歌が多くて楽しい時間がいいのか、プライベートでみっちり自分を見てもらう時間がいいのか、どちらも体験をして判断してもらうといいと思います。
家庭での練習時間確保がポイント!
最後に、ヤマハにしろピアノ教室にしろ家での練習時間が必要になります。ピアノ教室に通い始めてからは特に、毎日10〜15分は練習するようにしています。1週間でやらなければならない新しい練習曲が多く、毎日練習しないと間に合わないからです。ヤマハも新しい曲がどんどん進むので、家で練習しないとレッスンについていけません。ヤマハの場合はピアノだけでなく歌の練習も宿題で多く出されます。教材に入っているCDやDVDを家で見たり聞いたりして、一緒に歌って練習する時間が必要です。
すでに他の習い事に通っていらっしゃる方は、他の習い事の時間や宿題量と合わせて、家でのピアノの練習時間も確保できるのか、その点も考えて通い始めることをおすすめします。
ヤマハの楽譜販売サイト「ぷりんと楽譜」
子供が好きな曲で練習するのはとっても大事ですよね!
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