ざっくり言うと
- はじめての誕生日プレゼントって何を選べばよいの?
- 実際に遊んでみて「長く使える」と思ったおすすめの木製おもちゃ5選
- 「長く使える」おもちゃ選びのポイントは「親がご機嫌になれるかどうか」
我が子の初めての誕生日。プレゼントに何を用意するか迷ってしまうママもいると思います。キャラクターのおもちゃ、知育に良いと口コミ多数のおもちゃ、インテリアに馴染むと評判のお洒落なおもちゃ…。沢山あって悩んでしまいますよね。
私の場合は、値段が高くても長く使えて、親である自分自身をご機嫌にしてくれるおもちゃを選ぶようにしています。月額料金を支払えば毎月新しいおもちゃが届くサービスがある時代ですが、是非お気に入りのおもちゃは購入して手元に置いてほしいと思います。今回の記事では、実際に子どもに与えてみて、そして私自身が遊んでみて「長く使える」と自信をもっておすすめできる木製のおもちゃを厳選してご紹介します。
1.誕生日プレゼントって何を選べばいいの?
誕生日プレゼントを探し始めた時に「1歳 誕生日プレゼント ランキング」と何度か検索してみました。しかしランキングの中身はキャラクター、のりもの、値段もピンからキリまで。とにかく内容が雑多でここからは選べないな~というのが率直な感想でした。そんなときに相沢康夫氏の「好きッ!絵本とおもちゃの日々」「おもちゃの王様―世界中で愛され続ける定番ベストガイド」という二冊の本に出会い、この中で紹介されているおもちゃを参考に選んでみることにしました。
2.おすすめ木製おもちゃの紹介・感想
(1)ネフ社 リグノ
対象年齢:1歳~ 値段:38,500円
我が子の積み木デビューはリグノでした。白木か迷いましたが、発色が美しく、目にも楽しい色付きのものを選びました。積む・崩す遊びはもちろん、立方体の穴に円柱を入れたり、抜いたりして楽しめるのが他の積み木にはないリグノならではの魅力です。
立方体を全部積み重ねて、上から円柱を落とす(エレベーターという遊び)とカラカラと木の音が鳴り、子どもが喜びます。同じネフ社のネフスピールや将棋の藤井聡太さんが遊んでいたことで有名なキュボロとは基尺が同じなので組み合わせて遊ぶこともできますよ。
(2)ニック社 プラステン
ペグさし台と赤・青・黄・緑・白の木製コマが各10個、サイコロが2種類、紐通し用の紐がセットになっているおもちゃです。遊び方が決まっておらず、自由な発想で何にでもなれるので、木のおもちゃの王様とも言われます。「せっかく買ったのに遊んでくれない」という口コミも目にしますが、そんな時は大人が楽しそうに遊んでいる様子を見せてあげてください。
我が子は主におままごとの具材として使っていますが、プラステンは色にとらわれることなく様々な食材に変化します。小さいうちはコマを全部バラバラにしてしまうことが多く、お片付けが大変ですが、バラバラにする時期も長くはないので思う存分やらせてあげてください!
(3)ベック社 トレインカースロープ
対象年齢:1歳~ 値段:14,907円
落とすおもちゃの定番です。大人が転がす場合は6カ月頃から楽しめ、追視の練習になります。車を直接穴に入れて転がす、スロープに沿わせて転がす、転がっている車を手で掴む、穴に障害物を置いて車の動きを意図的に止めるなど、子どもは自分の成長に合わせて遊び方を変えて楽しんでいました。
転がる際の軽快な音と、ユニークで愛嬌のある動きがやみつきになります。2歳の我が子はまず穴に障害物を置き、持っている車を全部並べて、穴に置いた障害物を取り払い、「よーいどん!」の号令で一斉スタートさせる遊びにハマっています。付属の車は積み木などで坂道を作り、転がして遊ぶのにちょうどよい大きさなので他の遊びでも重宝しますよ。
(4)ケラー社 ファミリーカー
対象年齢:1歳~ 値段:3,080円
のりもの好きな子どもに最初におすすめしたいおもちゃです。とても頑丈なつくりなので体重をかけて転がしても平気です。上の穴から赤・青・黄の人形を入れるとコトンと優しい音がします。1歳~1歳半のうちはこの人形の出し入れを夢中でやっていました。最近の我が子はファミリーカーの人形をリップにしたり、調味料に見立てたりして遊んでいます。
大人は「人形」だと決めつけてしまいがちですが、子どもの発想力があれば何にだってなってしまうのだと改めて感じました。同じシリーズのバスもおすすめですが、ファミリーカーの丸みのある車体は小さい手に馴染みやすい気がします。ちなみに身体の上でころころ転がすと気持ちが良く、マッサージ代わりになってしまうというのはここだけの話。
(5)ニック社 大工さん
対象年齢:1歳半~ 値段:7,040円
黄色い枠付きの穴にペグを差し込み、付属のハンマーでトントン叩くと、中に入っているペグが押し出され、叩いたペグとは別のペグが横の穴からにゅるっと飛び出すおもちゃです。自分の手元にあったペグとは違うペグが飛び出すので、我が子は「あれ?」と不思議そうにしていました。子どもにとっては何とも不思議で面白いようです。
狙いを定めて叩いたり、力加減を調節したり、他のおもちゃではなかなかできない動作が身に付きます。ハンマーを上手に使えるようになるのはおよそ2歳以降ですが、ペグは手や指で押し込むことが出来るので、小さいうちからでも楽しめます。私は手で押し込む方が楽しくて癖になるなと思いました(笑)
3.おもちゃ選びのポイント
おもちゃ選びのポイントは、子どもが喜ぶかどうかよりも、親がご機嫌になれるかどうかを重視しています。大人から見ても素敵だと思うデザインで、「遊んでみたい!」とワクワクし、手元にあると思わずご機嫌になってしまうおもちゃを選びます。ご機嫌なパパママと一緒に遊ぶ方が、子どもは楽しい。パパママが楽しそうに遊んでいる姿を見るのもまた子どもにとって刺激になる。そう思うとおもちゃ選びが一層楽しくなりました。
日本と違いヨーロッパではおもちゃを滅多に買わず、その代わり誕生日やクリスマスにプレゼントを贈る際は値段が張っても「長く使える」良質なおもちゃを選ぶそうです。子どもが遊ばなくなってもインテリアとして楽しんだり、孫の代に引き継いだりして大切に使うというのは素敵な文化ですね。
今回ご紹介したおもちゃを参考に、世代を超えて「長く使える」、そして自分もご機嫌になれるプレゼントをお子様に選んでみてください。※小さいパーツが含まれるおもちゃもあります。心配な場合は必ず目の届く範囲で遊ばせてください。