子育てをするなら、近くに大きな公園があって、海にも山にもすぐに行けて、お弁当を持ってランチ……
そんな素敵な子育てライフを送れたら、最高ですよね。
そこでオススメしたいのが、神奈川県の茅ヶ崎市と平塚市の間にある、高座郡寒川町。
湘南地域の中でも地価はかなり安く、湘南の穴場ともいえるのではないでしょうか。
とはいえ、寒川町ってどこ?
市でも区でもなく、郡なの?え、田舎?
そもそも、寒川町は子育てしやすい町なの?
そんな知らない町で子育てするなんて不安……
しかし、ここではそんな気持ちも吹っ飛ぶような、寒川町のママへの魅力的なサポートを見つけたので、紹介していきますね。
目次
【寒川町で子育て】 ママ友発見第一の場所、母親教室
知らない街で子育てをするのは、未知の世界へ行くようで、不安で怖いと思うかもしれません。
「人見知りで面倒くさがり屋な私に、ママ友なんてできる気がしないし、そもそもどこで出会うんだ、どうやって作るんだ……。」
なんて思っているそこのあなた。
どんなに口下手な人でも、母親教室という場に行けば、ママ友=戦友はすぐそこにいます。
なんせみんな同じ妊婦さんなんですから!
間もなく出産を迎える、という共通点がすでにあるのですから「予定日はいつですか~」、「男の子?女の子?」といった話で、つかみはOK。
出産前から、できちゃいます、ママ友。
寒川町では、タイミングにもよりますが、一期毎に15人前後のプレママさんが参加。
出産や子育てについて学ぶ他、ママ同士のコミュニケーションの時間もとってくれるので、自然と打ち解けていけていける内容となっているようです。
なお、4日目の母親教室は日曜日に設定してくれて、パパも参加できるような予定を立ててくれています。
寒川町 父親・母親教室
寒川町HPより一部抜粋
初めて出産、子育てをする人のための教室です。
(保育はありませんが、2人目以降のご出産予定の人も参加できます。)
1コース=4日間
内容1日目:出産のお話
2日目:赤ちゃんのお世話
3日目:妊娠中の健康管理について。おいしい!バランスの良い食事(昼食会)
4日目:産後のお話。赤ちゃんのお風呂
子育て支援課まで電話でお申し込みください。
対象者
初妊婦(妊娠安定期<6~8か月>の人にお勧めします)及びパートナー
寒川町HPより一部抜粋
●参加者の声
・赤ちゃん人形で、初めて、おむつ替えや抱っこを体験できました。
・近所に友達がいなかったので、ほかの妊婦さんと交流できて良かったです。
・本や雑誌に載っていない情報が聞けました。
・泣いてる赤ちゃんの対処法のビデオを見て、心の準備ができました。
【寒川町で子育て】無事に出産、退院→看護婦さんはもういないけど産後ケアがありますよ
心もとないほど小さくてかわいい赤ちゃんと一緒に、初めておうちに帰ってきたあの日。
ふと、(あ、頼れる看護師さんはもういないんだ)と、不安が胸をよぎりました。
分からないことは、誰に聞いたらいい?
まだ悪露が出るけど、大丈夫なのかな?
後陣痛が痛すぎて、抱っこも辛い……等々。
赤ちゃんと笑顔で過ごす幸せな日々、のはずが、初めてのことだらけで思い通りにいかず、心身ともにボロボロ。
パパは仕事でほとんどあてにならないし、実家も頼れないし、誰か助けて……。
そんなあなた。
限界に達する前に、まず、役場に電話して、「産後ケア」を受けてみましょう。
電話での相談から、施設での宿泊型のケア、おうちに訪問など、状況や希望に合わせたサポートをしてくれます。
内容によって、自己負担金が変わりますので、ご注意くださいね。
医療機関等宿泊型の利用時間:午前10時~翌10時まで(食事3回提供)
デイサービス型の利用時間:午前10時~午後5時まで(昼食提供)
※食事を取らない場合や短時間の利用でも同一料金
利用タイプ | 利用日数・時間 | 自己負担金 |
医療機関等 宿泊型 | 1泊2日 | 5,400円 |
〃 | 2泊3日 | 8,100円 |
〃 | 3泊4日 | 10,800円 |
〃 | ~6泊7日(最大) | ~19,900円 |
デイサービス型 | 1日 | 2,160円 |
訪問型 |
1日(連続する60分以内) | 540円 |
寒川町HPより一部抜粋
利用できる人
次の条件を満たす町在住の出産後4カ月未満の母親とその乳児
家族などから十分な支援を受けられず、育児の不安や疲れなどのため、自宅での子育てに困難を感じている
感染症の疑いや入院・治療の必要がない
ケアの内容
母子の体調等に合わせ、次のケアを受けることができます。
母体ケア(母体の健康状態のチェック・乳房ケアなど)
お母さんの休養・リフレッシュ
赤ちゃんのケア(健康状態のチェック・体重測定など)
授乳相談、育児方法などの相談
電話0467-74-1111 内線166
相談時間 平日午前9時~午後7時(年末年始を除く)
【寒川町で子育て】子育て相談窓口でプロが相談にのりますよ
子育て大変だけど、そこまでじゃないよ~、というママにも育児について気軽に何でも相談できる窓口があります。子育て世代包括支援センターで行っており、産後ケアと同じ窓口となります。
出産前後のホルモンバランスの影響は、自分でも驚くほど情緒不安定になりがちです。実際、私もそうでした。自分の気持ちについていけない、というような、何とも言えない複雑な気持ちでした。
こちらの窓口では、「おっぱいが足りてるのか心配……」、「ね、眠い……赤ちゃんが全然寝てくれない」、「出産費用ってどれくらいかかるのか心配……」などなど、どんな相談でもお答えしてくれます。
「病院に電話するほどのことでもないけど、これでいいのかな、大丈夫なのかな」といった些細なことを聞ける窓口があるのは、なんとも心強いですね。
しかも、お話を聞いてくれるのは、母子保健コーディネーターと名付けられた助産師さん。プロ中のプロですね。話をするだけでも、気持ちが楽になることもありますよね。
役場内にある窓口ですが、電話で予約をしてから伺えば相談室で周りを気にせず、ゆっくりお話することができます。また外出が難しい場合は、自宅に訪問ということもできるそうです。
ちなみに、母子手帳の発行もこちらで行っています。発行の際、産後の様々な届出や妊婦健康診査補助券について、きちんと説明をしてから発行してくださるので、時間に余裕を持って行かれるといいですね。
子育て世代包括支援センター(町役場1階子育て支援課内)電話74-1111 内線166
相談時間 平日午前9時から午後5時
【寒川町で子育て】 悩みも愚痴もすべて聞いてくれるオアシス
寒川町の支援センターには、支援員の方が子供と遊んでくれたり、ママの話を親身に聞いてくれる、まさにママの憩いの場。子供連れで落ち着ける場所って、あまりないですよね。
ちゃんと見守ってくれていると思うと、行くだけでほっとしませんか?また、支援員の方は、他のママとの交流の架け橋になってくれたりもするそうなので、気の合うママさんと出会えるかもしれません。
絵本はもちろん、主婦向けの雑誌も置いてあるそうなので、子供が遊んでいる少しの時間、ママの読書タイムにも。
さらに最近、夜泣きや夜間授乳による寝不足、疲労困憊……というママのために、休息室が設けられたそうです。
支援員さんが赤ちゃんを見ていてくれるので、その間、ママは個室で仮眠をとるなど、少し休むことができます。
お昼休みがないので、時間を気にせず利用できるのもいいですね。
※室内での飲食は、アレルギーの子供に配慮して基本NG。飲み物、離乳食は一部スペースでのみOK。
通常 午前10時から午後4時まで
子育て支援センターHP
【寒川町で子育て】 毎月の成長を確認できる子育て広場
赤ちゃんや未就園児は、毎月の身体測定などの場がなく、定期健診のタイミングでの計測が待ち遠しいという方も多いのでは?
寒川町では毎月、町の施設を開放して、 役場の子育て支援課の方やボランティアの方々が 子供の身長、体重を測ってくれます。
オムツ1枚で身長、体重を測る姿、とっても可愛いですよね。成長の幅が大きいこの時期、1㎜の成長がママにとっては大きな喜びだと思います。
もちろん、母子手帳に記入もしてくれるので、記録もばっちり!また、保健師さんも来てくださり、食事の面や、ママの体調のことまで、 しっかり相談にのってくれます。
さらに、おもちゃもたくさん用意してくれるので、 子供たちはおもちゃで遊べるのも嬉しいポイント。
【寒川町で子育て】 ファミサポで助け合いは当たり前
ファミリーサポートセンターとは、子供を預けたい方と、預かりますよ、という方をマッチングさせ、育児応援をしてくれる有償ボランティア制度です。現在、この制度を行っている自治体は多いですよね。
利用前に預かってくれる方のご自宅で実際に顔合わせをし、ご家庭の様子や子供との相性を見てからスタートするので、安心して預けることができます。
1時間から利用できるので、例えば、こんな少しの時間でもOK。
- 仕事が長引いて、今日は習い事の送りができない!
- 上の子を病院に連れていってる間だけ、下の子を預かってほしい
- 美容院に行く間だけ預けたい
- たまにはパパと二人の時間を過ごしたい、等々
寒川町ではママの負担を軽くするため、利用料金の一部を負担してくれています。
そのため、自己負担額が県央・湘南エリアで一番安いのも、ママにとってはポイントが高いのではないでしょうか。
平日午前7時~午後7時 1時間当たり500円
土日祝日、年末年始、上記時間帯以外 1時間当たり700円
※ひとり親家庭・生活保護世帯は、各時間-100円
いずれ自分の子が大きくなり、手を離れた頃、今度は預かる側になれば、未来のママさんを助けることもできます。
自分の育児の経験や知識が、人助けやお小遣い稼ぎにもなるので、みんなが幸せになる制度といえますね。
県央・湘南エリアでの利用料金比較グラフ
(1時間あたりの料金)
寒川町 高座のこころ。より比較グラフ抜粋
詳細は、ファミリーサポートセンターHPで確認できます。
【寒川町で子育て】 完璧な親なんていないから~ノーバディ―ズ・パーフェクトプログラム
自分の子供のことについて真剣に相談できる人、周りにいますか?
おそらくほとんどのママの一番の相談役はパパだと思います。が、パパ以外にも話せる人がいてくれたら、とても心強いと思いませんか?
ママのサポートとして、ここ数年行われているのが、 「ノーバディーズ・パーフェクトプログラム」という子育て講座。
「完璧な親はいない」という考え方で子育てを見直そう、というカナダで生まれた、親への支援プログラムです。
子育て啓発本やネット情報が錯綜する今、正解はひとつじゃないということを改めて知ることができるものだそうです。
ささいな悩みや相談でも、同じく子育て奮闘中の同じく様々な悩みを持ったママ達がまるで自分のことのように話を聞いてくれて、皆で様々な解決策を考えます。
たとえば、「子供が食事中、座っていられない」だとか、「叱っても、笑って反省しない」「外で手を繋いでくれない」だとか。
こんなこと注意するべき?怒ることじゃない?等々、自問自答しているようなことが講座のメインテーマとなります。
きちんと講習を受けた認定ファシリテーターというスタッフが進行してくれるのも安心ですね。
一時保育があるのは嬉しい反面、身内以外の人に預けるのは初めてだったので、子供が泣くんじゃないかと不安でした。そして案の定大泣き…。でも、おかげで母親だけでしっかりじっくりお話することができて、気持ちも軽くなりました。
最終日には、あんなに大泣きしていた子供も、預ける時には私の顔も見ずに、お部屋のおもちゃに走っていってしまいました(笑)
親子共々、色んな意味でいい経験になりました。
ママだけでなく、子供も一緒にレベルアップできる場にもなっているようですね。
1歳~3歳までのママなら誰でも参加できます。
毎期、12人までと少人数なので、一人ひとりしっかりお話できそうですね。
こちらも町で行っているもので、参加費などは一切かかりません。
まさに至れり尽くせりです。
申し込みは、電話もしくは役場子育て支援課へ。
開催時期については、寒川町HPにてご確認ください。
子育て中のママにこんな記事もおすすめします。
まとめ
- 学びながらママ友もできる母親教室
- ママの体調に合わせて利用できる手厚い産後ケア
- 気軽に何でも相談できる窓口がある【子育て包括支援センター】
- 休息室まである支援センター
- 毎月身長体重を測ってくれる子育て広場
- 地域最安のファミサポで、1時間から預けられる
- 子育てについて、真剣に話し合える講座を開催している
いかがでしたでしょうか?
規模としては、大きい市や区には負けるところもあるかもしれません。しかし、小さい町だからこそできる、心に寄り添った温かなサポートが期待できそうですね。
「湘南に住みたいな」と考えた時、寒川町も候補として考えてみるのもいいかもしれません。
利用の流れ
子育て世代包括支援センターにて申請書を記入、提出
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