ざっくり言うと
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- 認可保育園に入りたい人が入れているか
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- 認可保育園、今後の新設計画
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- 認可外保育園などの受け皿がどのくらい用意されているか、利用者への助成はあるか
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- ファミリーサポートセンターの充実度
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- 病児保育に預けやすいか
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- 認可園の保育料が高いか安いか
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- 未就学児がいる世帯へのサービス・現物支給があるか
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- 学童保育が充実しているか
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- 保育士確保へ自治体独自の取り組みがあるか
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- 保育の質担保への取り組み
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- 幼稚園の活用
- 未就学児の人数
- 交通の便は比較的良いか
- 大きい公園などの子どもの遊び場が多いか
- 子育て支援に力を入れているか
- 新卒保育士の家賃補助
- 勤続年数に応じた松戸市独自の給料上乗せ
- 産後ケア(宿泊型・訪問型・日帰り型)の実施
- 乳児家庭全戸訪問時に親子へ絵本をプレゼントする「ブックスタート」の実施
- 乳幼児健診の実施
- 任意予防接種費用の一部助成
- 多数の幼児教育の充実のために各自補助金の実施
- 子育てしやすい街ランキング1位松戸市
- 松戸市は子育てに優しい街でした
- 松戸市には独自の特徴的な子育て支援と教育支援があります
突然ですが、皆様は子育てや教育のしやすい環境ってどんなところだと思いますか?
例えば「子育て支援」と一言で言っても児童手当や託児所の増加など、色々と思いつくけど漠然としていますよね。
そこで、今回は『共働き夫婦が子育てしやすい街ランキング2017』で全国一位に輝いた千葉県松戸市の子育て支援について詳しく調べてみました!
子育てしやすい街ランキングって何?
実は「子育て支援」って、市区町村ごとに独自の取り組みがあるので子育てをしているママにとっては知らないと損なこと、知っていると得することばかりだとご存知でしたか?
しかも、子育て支援はどの地域が子育て支援にどれだけ力をいれているか、毎年市区町村ごとにランキングもされてるんですよ。
「子育て支援」は国の政策ですが、その取り組みは市区町村が中心になって行っているんです。
市区町村ごとに環境や財源も違うので同じ政策や支援でもどうしても差は出てしまいますが、市区町村が独自に行っている支援もたくさんあるんです。
日経DUALと日本経済新聞社は共同で「自治体の子育て支援」に関する調査を実施し、その結果をもとに「子育てしながら働きやすい都市」を独自の指標でランキングしています。
そのランキング方法は、子育てをしながら共働きをする家庭に必要となる保育園や幼稚園などの保育施設の充実さと各種補助(助成金など)の支援を軸に行いました。
独自の指標とは以下の12点です。
そんなランキングで直近では東京1位は豊島区、全国(東京除く)1位は千葉県松戸市が選ばれました。
豊島区は以前から助成金の種類の豊富さや母子・父子家庭支援に力を入れているという事をご存知の方もいらっしゃるかもしれませんが、実はこの松戸市も共働きをしながら子育てをしている友人たちから注目されている街でした。
というのも、先日の学生時代の同窓会である話が話題になりました。
初めは数年ぶりの同窓会なので思い出を振り返ったりして盛り上がりました。若かったなぁ…私。その後、仕事や家族の近況報告から次第に子育ての話題へ。
私も親バカをフル稼働し、きお太の成長を友人たちに報告(自慢)しました!
そこで結婚後、夫婦で共働きを選択している友人から「妊娠を機に引っ越しを考えてる。」との話が出ました。
なんでも、現在友人が住んでいる地域は保育園が少なく、待機児童が多いとのこと。
なので友人も職を変えることを一度は考えたそうです。
知り合いや友人も多く住み慣れた土地を離れ、引っ越しをすることはとても覚悟がいることですもんね。
しかし仕事もやりがいがあり、何より上司や同僚も子育てや育児の理解もある職場なので経済的にも簡単に職を変えることを選択はできないと嘆いていました。
確かに子育てをしながら仕事をしているママにとって一番重要なのが周囲の理解です。子育てや育児に理解がある職場は貴重ですし、友人の気持ちも痛いほど分かります。
するとそれを皮切りに友人たちから子育てと仕事の両立の難しさ、子育て支援の地域格差の話題で持ちきりになりました。
そして、その話題の中で友人たちが、「共働き子育てをしやすい街」として松戸市を挙げました。また、妊娠を機に転居を考えている友人の転居先候補にもなってました。
最近は少子化問題が未来の日本に与える影響の深刻さや重大性についてニュースや各分野でも大きく取り上げられているし、国だけではなく身近な地域や自治体ごとの支援の重大性を広く伝えています。
そのような現代で、友人が慣れ親しんだ土地をわざわざ離れて転居までを考えるまでに「子育て支援」に地域格差があるとは正直驚きました。
そこで友人たちが「子育てしやすい街」として候補に挙げていた松戸市が子育て支援にどんな力を入れているのか、ランキングされている通りお薦めの街なのかをみてみることにしました。
松戸市はほんとうに子育てに優しい街なのかをみてみよう!
松戸市が子育てに優しい街かという調査をする際に、友人が松戸市に転居したい理由を思い出すことにしました。
友人は松戸市は通勤する上で交通の便が比較的に便利だと言っていました。
もちろん友人の職場の立地場所から見てという意味もあると思いますが、実はこの意見が意外と話題に多かったんです。
また、大きい公園がたくさん整備されているから子どもを遊びに連れて行きやすいことや、その他にも市長や自治体が子育て支援に力を入れているから待機児童が少ないことなどの意見が上がってました。
なので友人が指摘していた松戸市オススメポイントを踏まえつつ、見ていきたいと思います。
通勤しやすい街、松戸市
松戸市は千葉県北西部の市です。
松戸駅には新京成線をはじめ、JR常磐線と東京メトロ千代田線の電鉄も走り、都心にアクセスしやすいです。
最近ではJR常磐線上野東京ラインも利用可能になり、品川まで乗り換えなしで行けるようにもなりました。友人が通勤が楽だと言っていたのは恐らくこれのことですね。
またここ近年では東京外環自動車道に松戸ICも開通し、鉄道網をはじめ道路網などの交通インフラだけをみても若者だけでなく、ファミリー層にも住むには申し分ない地域だというはことは分かりました。
松戸市は子育て支援には力をいれているのか
松戸市は共働き子育てランキング全国(東京除く)1位になりました。では、なにが1位たらしめたのか見てみたいと思います。
やはり子育て支援に力を入れているかを見る上で、日経DUALと日本経済新聞社が共同で調査を実施した際に指標した「本当に必要としてる人が保育園に入れているか」、「補助金は支援されているか」、「学童保育はあるか」などを参考に考えてみましょう。
また実際に待機児童はどうなのかですね。
独自の調査といえ、ランキングにも上位ですし交通インフラがとても整っているなら子育て家庭には人気の街だと思います。
しかし交通の便が良く通勤等が便利でいざ住んでみても人気が集中しすぎて託児所が足りず、本当に必要な人が保育園に入れず待機児童になるのでは話になりません。
果たしてどれだけの多様な受け皿や対策が用意されているかが重要ですね。
①保育園に入りたい人が実際に入れているか。
松戸市は2017年4月に「2年連続待機児童ゼロ(国基準)」を達成してました。
ということは、保育園や幼稚園児など希望者のほとんどが希望通りの託児所へ入れたということですね。
またそれにより、「松戸市は子育てしやすい環境を整えている街」としてより認知され、2017年日経DUALの「共働き子育てしやすい街ランキング」にて全国1位を獲得したようでした。
② 認可外保育園などの受け皿や幼稚園の活用がどのくらい用意されているか、また利用者への助成はあるか。
松戸市は新しく「子育て支援」に加えられた地域型保育制度を保育園に落ちた家庭の受け皿になる様に積極的に活用しています。
保育園に落ちた家庭の受け皿の1つとして市内23か所の駅前・駅なかに小規模保育施設を設置し、現在進行形でさらに整備を進めています。
ちなみに小規模保育施設とは新しく子育て支援に加えられた地域型保育の一つです。0歳~3歳未満児に重点を置いた小規模な保育のことです。
この地域型保育制度が出来るまでは「お仕事復帰をしたいのに保育園落ちちゃった…」というような全ての家庭への支援が追いつかず働きたくても子どもを預けられる場所が無いなどの事情で待機児童を生み出していました。
しかし、地域型保育はその地域のニーズにあった多様な保育を提供してくれます。松戸市はそこに目をつけたんですね!
しかも保育内容は原則小規模なものとなりますが、保育料も認定保育園と同じなのは嬉しいところです。
子どもの定員も6人以上19人以下に定められているので保育士さんが1人で担当する子どもの数が少なく、子どもの成長にあった手厚い保育をしてくれます。
小規模保育園を利用している友人によるとアットホームな雰囲気の園で先生と子ども一人一人の距離もとても近く、人見知りがちだった友人の子どももすぐに慣れたそうです。
待機児童って0歳から2歳が圧倒的に多いんです。
ちょうど産休~育休の終わりが見えてきて、仕事の復帰を考えるママは託児所探しに頭を悩ませる時期ですよね。
仕事に復帰したくても保育園に子どもを預けることが出来ず、やむを得ず仕事を辞めなければならない家庭は少なくはないと思います。
今は大型園が造りにくい時代です。
松戸市だけでなく、こういった悩みが多い都市部や地域には小規模保育施設が増えると待機児童の解消にもつながりますね。
そのため松戸市は以下のような政策をとって保育士の確保を現実にし、保育士不足を解消しました。
保育士って仕事内容が激務にも関わらず安月給って印象もありますよね。実際に資格をとってもお給料が安いから少しでも高いところに転職したり、同じ職場に定職が難しいのでこのような経済的サポートは必要ですよね。
また、松戸市は幼稚園に入ったとしても預かり保育の充実と預かり保育料も助成してくれる制度を設けています。
今までは再就職がしたくても保育園に受からずに悩んでたママたちには嬉しいサポートと環境ですね。
③ 病児保育に預けることはできるか。その設備はあるのか。
子どもは急に体調を崩すのが当たり前。出社したと思ったら、我が子の体調不良による保育園からの呼び出しで早退なんて日常茶飯事ですよね。
しかし仕事をしながら子育てをしていると「仕事」か、「子どもの看病」かで選択を迫られることもあるかと思います。
松戸市はそんな悩みを抱える家庭のために病児・病後児保育を充実させました。
病気療養中や体調は回復したけど通常保育で預けるのはまだ不安な病気の回復期の子どもを預けることができる「病児・病後児保育」施設が市内に2か所、「病後児保育」だけの施設が1か所あります。
もちろん親としては可能な限り子どもを優先にしたいですよね。しかし、仕事や家庭で色々な事情を抱えている家族はたくさん居ますし、選択肢があるのはやはり有難いと思います。
私の友人も何回か利用したことがあったと話を聞いたことがあります。
友人は母子家庭で、友人が働いて生計を立てています。
仕事もなかなか休めず、最初は「育児優先」を出来ない自分に葛藤しつつ泣く泣く利用を選択したようですが、病院との連携もしてて手厚い看護体制で助かったと聞きました。
④学童保育が充実しているか。
実はこの悩みが同窓会のときに圧倒的に一番多かった話題です。
「小1の壁」という言葉をご存知ですか?
学童保育では保育園ほど長く預かってもらえません。また、学童保育を完備している数は市区町村によって差があるので必要としている家庭が利用できない時もあります。
そのために、お母さんやお父さんが泣く泣く転職や退職を余儀なくされる問題です。
働きながら子育てをする親にとって子どもが小学校に入学した後に一度は必ずぶつかる壁ですね。
息子がいる私も決して他人事ではありません。
そして学童保育の数って市区町村で一番数の格差がでるんです。地域によっては保育園以上に学童保育に入ることが激戦区だったりします。
もし学童保育に頼れないとなると、保育園では毎日送迎だったのが小学校に入った時にいきなり長時間の留守番を子どもにさせなければならないケースも少なくありません。
長時間も我が子を一人でお留守番させるくらいなら、塾に行かせたり習い事をさせたりして乗り切る家庭もありますよね。
そこで松戸市は市内全45小学校区に放課後児童クラブを完備し、なんと夜の7時まで預かってくれます。松戸市内の全ての小学校というのがなかなか手厚いですね。
学童保育を利用出来れば、子どもたちは宿題をしたり遊んだりして保護者のお迎えを待ちます。
これなら働いているお母さんもお父さんも安心ですね。
その他にも妊娠・出産・育児までの切れ目のない支援として、以下のような支援も進められています。
などなど…例を挙げたらキリがありません。
松戸市は独自の特徴的な教育支援と子育て支援が多い!!
24時間体制の小児救急医療の充実
子どもって季節の変わり目とかに必ずと言って良いほど熱を出したりしますよね。
特に夜とかに急に熱を出すと緊急小児科外来をスマホで検索したり、病院に問い合わせしたり、私も我が子のことになるといつになっても慣れずに焦ります。
そんな時のために、松戸市夜間小児急病センターでは毎日18時から23時まで、0歳から中学校3年生までを対象とした急な発熱や怪我などに対応できる体制を整えています。
また松戸市立病院は、地域周産期母子医療センターに認定されており小児医療センターなどの施設を有しています。
いざ困った時にすぐに頼れる小児専門の医療機関があるだけでも子どもを持つ親は安心しますよね。
「おやこDE広場」・「子育て支援センター」と親子の遊び場を充実
乳幼児の親子が集う交流拠点として「おやこDE広場」・「子育て支援センター」を市内23か所に設置しています。
全ての拠点に講習や研修を受けた「子育てコーディネーター」を配置し、親子にとって身近な場所で子育ての相談やアドバイスを受けやすい体制を整備しています。
「子育て支援センター」と「おやこDE広場」が多いのは嬉しいですね。
名前だけ聞くと相談窓口なのかなって堅いイメージがありますが、行ってみると子どもを遊ばせられる施設に子育てについて色々な相談ができるアドバイザーがいる感じですね。
それに色々なイベントもあるので、絶賛子育て奮闘中ママからマタニティママまで参加しやすい環境が整ってます。
ちなみに私の住んでいる地域では絵本の読み聞かせとか、母乳相談までとにかく幅広くありました。
そして何より嬉しいのは同じ悩みを共有してくれるママ友ができることです。
自分が抱えている悩みに「わかる~」、「そうだよね」って肯定しくれる存在って時には涙が出るくらい有難いときってありますよね。
それに子どもにも出会いの場にもなりますし、お友達もたくさんできます。
お友達ができて経験出来ることや学べることはたくさんあって、我が子の成長にとっても大切な糧にもなります。
私も親が促さなくても我が子が自分から「ごめんね」が初めて言えたときは息子の成長に感動して思わず抱きしめてしまいました。みやびくんより立派です!
子育てって色々な悩みと葛藤が日々付きまとうものですよね。特に、頑張り過ぎて抱え込んでしまうお母さんにとっても近場にこういう施設があると心の拠り所になったり、とても心強いですよね。
親子の遊び場の充実を目指している松戸市には、少し郊外へ行くと別の市区からもわざわざ出かけたくなる公園が複数ありますのでその中でも代表的な2つをご紹介します。
「21世紀の森と広場」
21世紀の森と広場は、新京成電鉄八柱駅と常盤平駅という二つの最寄駅もあり、両駅とも徒歩15分のところにある東京ドーム11個分の敷地を持つ自然公園です。
バーベキューなども楽しめる市民憩いの公園です。
最寄駅から徒歩で行ける上に都市部ではなかなか見られないような自然に溢れた公園です。敷地がとても広いので、ピクニック気分で子どもを遊ばせられるのが嬉しいですね。
また自然公園なので四季を感じながら、夏は虫取りをしたり季節にあった遊びを子どもと一緒に楽しめるのが素敵ですね。
「ユーカリ交通公園」
子どもに人気のユーカリ交通公園は新京成電鉄八柱駅からバスで6分の場所にあります。
ここでは自転車やゴーカートを楽しみながら親子で交通ルールを学べ、ヘリコプターや機関車の展示などもあり、子どもに人気の公園です。
最近は空き地なども少なく、公園だと公園を訪れている人に怪我をさせないようにとか、道路だと事故の心配があります。安心して自転車を練習させられるところって実はあまりないですよね。
車や人にぶつかる心配がなく、安全に練習できる場所があると親としては大助かりです。
子どもの虐待防止対策の強化
松戸市は要保護児童などの支援業務を一体的に担う拠点として、子ども家庭総合支援拠点を全国で初めて開設しています。
この施設は社会福祉士や心理士などの資格を持った職員を配置し、児童虐待を防止する体制を強化しています。
「全国で初めて…」というのが重要ですね。松戸市が「子育て」に対してとても力を入れているのが分かります。
虐待っていつの時代もなくならないですよね。最近も悲しい事件がありましたね。
ニュースで報道される度に、子を持つ親としては心が痛くなります。
こういう施設を置くことが虐待撲滅の第一歩に繋がりますね。
子どもの未来応援対策の推進
子どもの貧困対策を総合的に推進するために、子どもの未来応援会議を設置してます。それにより、子どもがいる家庭の生活実態を調査し、貧困格差が生じないように今後の「子どもの未来応援対策」につなげています。
やはり貧困は子育て格差が一番起こる問題です。
子どもたちが貧困に左右されずに安心して成長できるように松戸市は努めているようです。
実は松戸市ってこの他にもジャンル毎に細々とした支援がたくさんあります。
勿論条件付きですが、電動自転車やベビーカーなど子ども用品にも一部助成金を設けていたり、協賛店舗などで割引や特典が受けられる子育てみらいカードがあります。
子育てをする親にとってどれも嬉しい支援と特典ですね。家計をやりくりする母にとって割引やお得は最高です。
「特色ある学校づくり」実現のための教育支援と未来への投資
松戸市教育委員会では学校の教育力を高めるために市内の小学校・中学校にスタッフを派遣しています。
スタッフ派遣の1番の目的は、子ども一人一人を大切に学習指導を行うことで学習の基礎と基本が身につけられるようにするためです。
教育支援のためのスタッフ派遣と聞くと教員などの教育の専門家なのかと想像してしまいますが、実はスタッフは教員だけでないんです。
スタッフの年齢も20代~60代と幅広く、教員経験者などの前職の方はもちろん定年を迎えた高齢者の方、子育て経験豊富な主婦の方、英語講師や海外生活の経験者など様々な方が活躍しています。
それぞれのジャンルや経験を生かして教育支援に力を入れることで「特色ある学校づくり」の実現へ向けて活動しています。
また松戸市はこれから転居を考えている夫婦を対象に「子育て世帯に優しい松戸市」を実感してもらうため、保育施設や先程ご紹介した21世紀の森と広場などの親子の遊び場など市内の子育て関連施設などを巡るバスツアーも開催されました。
この様な独自の子育ての政策にも力を入れているのには、自治体も含め市全体が子育て支援への真摯な心意気もあるようです。
特に市長は子育て支援を未来への投資とし、子育て支援に必要なお金にはどんどん予算をつけて取り組んでいるようです。
市長という、市のトップが率先して子育て支援に力を入れることで周囲にも良い意味で伝染していったのですね。
市長:「そうですね。とくに子育ては『未来への投資』だと思っています。女性の活躍にお金をかけるのはコストだと思っていた時代がありましたが、それはおかしい。女性が活躍する社会をつくらなければ、社会はもう回っていきません。それに必要な費用なら、子育てについてはどんどん予算をつけていけばいい。
女性が社会に出たら、結婚しても働き続けられるようにしておき、たとえ離婚することになっても、自分の経済的基盤をもてるようにしておくべきでしょう。そういうことにお金を使おう。特に子どもについては」
このインタビューでもわかるように、松戸市は子育て支援に力をいれることで経済的支援に繋がるようにしているんですね。
このような思いから子育て支援にじゃんじゃん予算をつけてくれるのは女性としてとても心強いです。
私もママ友たちと子育ての話題になると経済的に余裕があれば、「兄弟を作ってあげたい」・「2人以上は子どもを産みたい」とママ友たちが話しているのを良く聞きます。
それと同時に親は我が子の未来を願って「最低でも大学までの学歴は付けてあげたい」とか「やりたい習い事やお金に不自由をさせないで好きなことをさせてあげたい」とか考えます。
そうすると子どもに必要な養育費・教育費など、経済的な面からは目を背けることは出来ません。
やはり、松戸市長が指摘をしている通り少子化問題には経済的な理由や事情は軽視できないのかも知れませんね。
また現代は共働き家庭はもちろん、母子・父子家庭も多く、私の友人にも仕事を頑張る奥さんのために旦那さんが主に子育てと家事を担う主夫の家庭もあります。
しかし、夫婦や家族形成が多様化しても子育ての悩みは尽きないものです。
そのような時代の中で「子育て」に関して、松戸市の時代のニーズに対応した柔軟な支援により今まで諦めていたことや妥協していたことから「選ぶ」という選択肢が増えたことは子を持つ親としては素直に嬉しいことですね。
最後に松戸市の心温まるPR動画を発見しましたのでご覧下さい。
まとめ
千葉県松戸市は子育て支援を未来への投資として予算を惜しみなく使い、独自の支援・政策をしたことで子育て世代に高く評価されたのだと分かりました。
2017年日経DUALの「共働き子育てしやすい街ランキング」にて全国1位は伊達じゃありませんでした。
子どもを預ける環境や教育が充実しており、共働きしながら子育てしたい夫婦にはかなりお薦めの街です!