ざっくり言うと
- お腹が空いていない
- まだ遊びたい
- 食べる気分じゃない・眠い
- 色々な味を知り、好みが出てきた
- イヤイヤ期で気持ちが変わりやすい
- 遊びながら食べてしまう
- 好き嫌いがある
- あまり量を食べない
- お菓子ばかり食べる
- 食事の時間がかかる
- 食事中にテレビをつけていませんか?
- 食事前におやつをあげていませんか?
- 子供の体調は悪くありませんか?(きちんと便は出ていますか?)
- 見た目を考える(食事・食器)
- 調理方法を考える
- 子供と一緒に料理をする
- 食べる順番を変えてみる
- 家族が美味しそうに食べる
- 2歳の子供はイヤイヤ期であるために食事を嫌がる傾向が強くなる
- 子供にご飯を食べてもらうためには、食事を楽しい時間にできるように工夫すると良い
- 子供に嫌いなものを食べてもらうには、子供のテンションをあげ、食べたら褒めてあげる
- 子供がご飯を食べなくても、一食抜くくらい大丈夫と気楽に構えると良い
「子供がご飯を食べない」というのは、子を持つ親にとっては共通した悩みだと思います。
特に「イヤだ!」を連発してくる2歳・イヤイヤ期の子供に、イライラしてしまっている親御さんは多いのではないでしょうか?
そんな育児を頑張っているお父さん、お母さんに向けて、「2歳の子供がどうしたらご飯を食べてくれるのか」を主なテーマとして記事をまとめてみました。
目次
2歳の子供がご飯を食べない理由
閑静な住宅街にて、2歳の子を持つ母親たちが「子供の食事」について話しています。



「魔の2歳児」と呼ばれるだけあって、手を焼いている親御さんは多いと思います。その中でも「子供がなかなかご飯を食べてくれない」という悩みを持った方は多いのではないでしょうか?
食事はお子さんの成長、健康につながるものなので、食べてくれないと不安になりますよね。
なぜ、2歳児は親御さんの心配をよそにご飯を食べてくれないのでしょうか? まずはそこから理解していきましょう。
2歳は「イヤイヤ期」と呼ばれ、「何でも自分の思い通りにしたい」という気持ちが強く出る時期です。
食事については「好きなタイミングで、好きなものが食べられない」という状態にあると、うまく気持ちに折り合いがつけられず「食べたくない」となりやすいのです。

と感じるかもしれませんが、大人はそれでも栄養のことを考えたり、タイミングでご飯を食べることができます。
しかし、子供には子供の食べない事情があるんだなとまず理解してあげることが大事だと思います。

まず確認したい「環境づくり」
イヤイヤ期をむかえている2歳の子を持つ親御さんにとって、子供の食事についての悩みは尽きないですよね。悩みの例として以下のものがよくあるのではないでしょうか?


食事する環境は作れてますか?

さて、2歳の子供にご飯を食べてもらえる工夫を紹介していく前に、以下の項目をチェックしてみてください。
大人ならテレビを見ながらご飯を食べられますが、子供はご飯とテレビの両方に集中することができません。また、食事の前におやつをあげていたり、そもそも体調が悪ければ食欲は出ません。
まず、ご飯を食べてもらう環境づくりに気をつけましょう。

モリモリ食べてもらう7つの方法



以下で細かく説明していきますね。
①食事を楽しめるようにする

子供にとって食事=楽しい時間にすることが大切です。
「ママとどっちが早く食べられるかな」などゲーム要素を入れてみたり、食事時間以外でも、食べ物について書かれた絵本を読むなどして「食事」に興味を持てるようにするのも良いでしょう。

食事をテーマにした「たべてあげる」という絵本があります。有名なテレビ番組でも紹介されたようですね。

主人公のりょうたくんはピーマンが嫌い。
そこに小さなりょうたくんが現れ、「たべてあげる」とビーマンを食べてくれました。
その後も小さなりょうたくんは、「たべてあげる」と代わりに苦手なものを食べてくれるので、りょうたくんは大喜び。
しかし、小さなりょうたくんの行動はエスカレートしていき…
結末は若干怖いのですが、大人の私もこれを読んだら「ご飯食べなきゃ!」という気持ちになりました。アマゾンのレビューでも「2歳の子供に効果的だった」と言うコメントが書いてあります。
また、食事をテーマにしたアニメ動画もYouTubeで見つけましたので、ぜひこちらもご覧ください。


②量を減らす

大人目線の「これくらいは食べて欲しい」との思いで食事の量を調整していはいないでしょうか?
しかし、量に圧倒されて食べれていない可能性も考えられます。
そこで意外にも量を減らすだけで完食してもらえることがあり、「全部食べられた!」と子供の自信にもつながります。

③味付けを変えてみる

子供の健康を考えれば薄味の方が良いのですが、同じ味付けに飽きている可能性もあります。いつもと味を少し変えるだけで食欲が増すこともあります。

④席を立ったら片付ける

イヤイヤ期はその名の通り「いやだ!」と反抗したくなる時期です。
ということは食べない時に「じゃあ、食べなくてもいいよー」と言うと「いやだ!じゃ食べる!」となることがあります。
実際に食事を下げるのもいいですし、下げるふりをするだけでも効果があります。


⑤生活リズムを整える

大人でも夜更かしした次の日は食欲がなかったりしますよね。
夜は何時に寝て、朝は何時に起きて食事をするなど生活リズムを作ってあげると子供もご飯を食べやすくなります。

⑥ポイントを一つに絞って注意する

食事は楽しい時間にしたいけど、しつけのために色々と注意しないといけない時もありますよね。
その際に「きちんと座りなさい」「肘をつかないで」「足をバタバタしない」などいっぺんに注意してしまうと、子供の頭は混乱します。
「今日のポイント!これだけは注意しようね」と一つに絞って注意すると、子供も理解しやすいです。


⑦食べたら褒めてあげる

大人でも褒めてもらえたら嬉しいし「次も頑張ろう!」ってなりますよね。子供は大人以上に褒められ好きなのです。
褒める時のポイントはちょっと大げさかなと思うくらい褒めることです。


食べることに対して自信もつきますし、ご飯を食べたらお母さんにこんなに褒められると、子供のモチベーションアップにもつながります。
ご飯を食べられたらどんどん褒めてあげましょう。
出来ることからコツコツと!
2歳の子供にご飯を食べてもらえるよう、7つの工夫を紹介しました。しかし、これを一度にやろうとしたら親御さんの負担にもなりかねないので、できることから少しずつ試してみてください。

お子さんの食事だけではなく、お母さんの身体も大切です。グルテンフリーには美肌効果もありますので、一度こちらの記事も読んでみてください。
嫌いなものを食べてもらう方法




こちらは、2歳の子供にご飯を食べてもらえる7つの方法に加えても良いのですが、特に嫌いなものを食べてもらえるようにする内容になっています。

1.見た目でテンションをあげる!

2018年コロラド大学で、幼稚園児を対象に「白いお皿で食事をしてもらうグループ」と「野菜や果物のイラストが描かれたお皿で食事をしてもらうグループ」に分けてお昼ご飯を食べてもらいました。
なんと「野菜や果物などのイラストが描かれたお皿」に盛られている方が、36%も野菜の消費量が多くなるという実験結果が出たのです。

こちらの実験結果が出た原因までははっきり出されていませんが、見た目をカラフルにすることにより子供のテンションが上がり、勢いで食べることができたのではないかと考えられます。
食器はもちろん、苦手な野菜を星や花の形に切ってみるなど食事自体の見た目を変えてみるのも、子供のテンションをあげる一つの方法です。


食事、食器の見た目はもちろん、食べる場所をたまには外にしてみるなど食事を楽しめる時間にできるような工夫をして、苦手なものを食べてもらえるきっかけを作ってみましょう。
2.調理法を変えてみる!
こちらはよく耳にしているかもしれませんが、苦手なものを細かく刻んで好きな食べ物の中に混ぜてみたり、調理法をいろいろ変えてみるのも一つの手です。


このように、苦手なものでも工夫次第できちんと食べてもらえることがあります。しかし、ここから一歩踏み込んでみたいと思います。




嫌いなものを食べれたことを褒めることがまず大事です。そして、食べられたことによってどんな良いことがあるのかを伝えることも、苦手克服につながるきっかけ作りになります。
例えば「お野菜食べたら風邪ひかなくなるよ!」と言って、力こぶを作るポーズをとってみたり、「牛乳を飲んだら大きくなれるよ!」と言って、背伸びをしてみたり。
「これを食べたらどうなるか」をジェスチャー付きで説明すると、より子供には伝わりやすいでしょう。


次の動画はハンバーグの中に子供の苦手な食材を入れる調理法を紹介しています。ハンバーグごとに違う食材が入っていて遊び心がありますよね。


とはいっても、なかなか調理法を毎回変えるのは大変だよね…と思っているお母さんには、
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以下のmogumoも、管理栄養士が監修のもとつくられている1~6歳向けの冷凍幼児食です!ぜひチェックしてみてください。
3.子供と一緒に料理をしてみよう!


料理を子供と一緒にすることにより、子供の食への関心が高まります。
食への関心が高まることにより、「食べてみようかな」と言う気持ちが芽生えてきます。特に手伝ってもらうと、「自分が料理したものだから食べよう!」となりやすいです。

もし可能であれば、家庭菜園で野菜を子供と一緒に作ってみたりするのも、食への関心が高まる良いきっかけになりそうですよね。

子供に食事への興味を持ってもらうため、家庭によっていろいろな工夫があると思います。子供に役割を与えるという方法もあるみたいですね。こちらの動画もぜひ参考にしてみてください。


4.食事を出す順番を変えてみよう!
一度に食事を出すのもいいですが、順番を変えてみるのも一つの方法です。
子供の食欲があって「早く何か食べたい!」と感じている時に嫌いな食べ物を出してみるのも良いでしょう。
しかし、お腹は空いているとはいえ、いきなり苦手なものがくると、

となる可能性もあります。そこで…


このやり取りのように、好きなものを後のほうにとっておき、苦手なものを食べたら出してあげるなど順番を考えてみるのも一つの工夫です。
大人でも、何か報酬があった方がモチベーションが上がりますよね。


5.家族が楽しそうに食べる
夫婦で共働きをしていたりすると、子供だけで食事をさせてしまうこともあるのではないでしょうか?
ですが、なるべく子供と一緒に食べるようにしてください。家族が美味しそうに食べていれば、子供は苦手な食事に対して安心感が生まれます。
もし、親自身も苦手だったものがあれば「私も昔は苦手だったけど、今ではこんなに美味しく食べられるようになったよ」と話してあげるのも良いでしょう。


無理させないことも大切

見た目や調理の工夫など、すくすく育ってもらうためにお母さんは子供の食事にはいつも気を使っていると思います。
ただ、そんな努力が報われずに「やっぱり子供がご飯を食べてくれない!」となってしまうことも多々あるでしょう。
そこで気をつけて欲しいのは、いくら食べないからといって「無理して食べさせない」ことです。
2歳児は反抗期の時期でもありますし、気分にもムラがあります。そこで無理に「食べなさい!」と強要してしまうと、子供にとっても、親にとっても食事が辛い時間になってしまいます。
食べないときは無理して食べさせる必要はありません。また食べたくなった時に出せるように準備をしておけば良いだけです。
食事=楽しい時間にできるよう心がけていきましょう。

食べてもらえない時の“ママの考え方”

皆さんはこのように自分を責めてはいませんか?
「どんなに言っても食べてくれないから、イライラしてさらに厳しく言ってしまう…。そんな自分が嫌になる」
「食べてくれないのは私の料理が下手だからかな…」
「私の育て方が悪いんだろうか…」
検索をしてこちらのサイトまでたどり着いたということは「2歳の子供がご飯を食べない」という悩みを持っていたということですよね。



子供を持つ親であれば「ご飯を食べてくれない」という悩みは誰でも経験することです。あなたの子供が特別に悪い子というわけではないので、そこは安心してください。
もし、どうしても食べてくれないのなら、こんな風に考えてください。
「一食抜いても大丈夫!」
2歳の子供は食べムラはありますが、食べる時は時にはしっかり食べるので、一食抜いたからといって栄養的に神経質になる必要はありません。
「食べる時に食べればいいやー」
と、肩の力を抜いてもっと気楽に構えましょう。


まとめ
いかがでしたでしょうか?
私も子供が2歳の時は、色々と悩んで試行錯誤しました。やはり、時にはイライラしてしまう時もありましたね。
先輩に教えてもらった「食べたい時に食べるからいいや」精神で、子供と楽しく食事をしようと思うようになってからは気が楽になりました。
この記事に書いてある対策法で少しでもみなさんの悩みが解消され、気持ちが軽くなってもらえれば嬉しいです。