【おうち英語】0歳からの幼児向け英語DVD「Goomies」を検証する本音レビュー【体験レポート】

ざっくり言うと

  • 英語の聞き流し、実は赤ちゃんに効果ゼロ?!“ママ自身”が子供に英語で話しかけよう!
  • プログラムが体系だっており、YouTubeよりママもパパも子供と一緒に学びやすい!
  • 子供にスマホを極力使わせたくないママ、車内で知育DVDを見せたいママにもおすすめ!

子供が0歳の間にいくつか幼児教室の体験に参加しましたが、まだ子供は何もわかっている様子がなく、高い月謝を払って通学させることに疑問を持った私。特に英語については「日本語もまだ話せないのに英語かぁ…」とかなり後ろ向きでした。

そんなときに先輩ママから教えてもらったのが今回ご紹介する幼児向け英語DVD「Goomies」(グーミーズ)でした。

子供英語DVD Goomies

聞いたこともない商品だったので、とりあえずネットの口コミを調べてみましたが、良い口コミもある中で「聞き流しは意味がないから買っても無駄」「YouTubeで足りる」という悪い口コミも目につきました。

悩んだ末、何事も試してみないとわからない!と思い、手の届く値段だったこともあり購入してみました。この記事では、実際に使ってみた体験レビューを中心に、おうち英語について私の見解をご紹介したいと思います。

英語の聞き流しに意味が無いという事実

LとRの聞き分けを大人になってから身につけるのは難しい

「LとRの聞き分け能力は生後10ヶ月頃からできなくなる」という話は有名なのでご存知の方が多いと思います。生後10ヶ月前後が聞き分け能力の臨界期であり、ワシントン大学の研究結果でも明らかになっています。

参考URL:https://www.ted.com/talks/patricia_kuhl_the_linguistic_genius_of_babies/

母語の獲得が進行するにつれて、日本に育つ子供たちは、日本語の音ではないLとRの聞き分けに関心を示さなくなることも分かっています。従って、生後10か月~1歳頃までに、英語独特の音を聞かせることの重要性は高いことが明らかであり、一見英語の聞き流しに意味があるように思えます。

TVやDVDだけで英語を聞かせても意味が無い

一方で、こんな研究結果があります。

英語を第一言語として話すアメリカの臨界期(生後9カ月)の赤ちゃんに、4週間、計5時間にわたって中国人女性による中国語の語りかけを行いました。すると、赤ちゃんは中国人の赤ちゃんとほぼ同レベルで中国語が聞き分けられるようになったのです。

更に、語りかけの方法を人間ではなく、以下2つの条件で行いました。

①テレビを通して、赤ちゃんに中国語の語りかけを行う。

②テレビにクマのぬいぐるみを映しながら、中国語の音声を流す。

結果は、①②のグループとも中国語を聞き取る学習効果が得られなかったそうです。

つまり、赤ちゃんが言葉を学ぶには、人間が直接語りかけてコミュニケーションする必要があるのです。

裏を返せば、TVやDVD、スマホを使って英語の番組や動画を垂れ流しているだけでは、聞き流しの効果は0ということです!これにはかなり驚きました。

ママのかかわり方で、聞き流し効果の有り無しは決まる!

以上から、ただ英語教材をかけ流すのは意味が無く、ママが子供と一緒にあらゆる場面で英語の言葉がけをしていくことが大切です。

ママが積極的に英語を使うと、子どもはママの真似をして英語を話そうとします。ママの子供へのかかわり方、コミュニケーション次第で、子供の英語耳が育つか決まるのではないでしょうか。

おうち英語で気を付けることは?

といっても、英語に自信が無くて荷が重い!と感じる方もいると思います。私もそんな一人でした。

日本に方言があるのと同様英語も多少なまっていても、カタカナ英語であっても実は大丈夫なのです。聞いた音をなるべく真似するだけで全然違います(羞恥心を捨てて、ハリウッド女優になりきってください笑)。そして笑顔で子供に話しかけてみて下さい。

ただし、おうち英語では、日本語と英語は完全に別物だということを普段の言語環境から感じさせる工夫が必要といわれています(ルー大柴英語は教育的には良くないということ)。

例えば、ある英語講師の方の意見では、

・毎日この時間は英語オンリーの時間にするって家庭でルール化する。

・「日本語で〇〇って、英語では△△なんだよ」と日本語を使いながら英語を教えようとはせず、「これは〇〇(日本語)だよ」、”This is △△(英語)”のように日本語は日本語で、英語は英語で教える。

・英語絵本を読み聞かせるときにも、日本語を挟んだり日本語訳を教えたりしない。

・英語CDやDVDをBGM代わりに流している間は、一切日本語を使わない。

・ディズニー作品など海外作品は英語で、ジブリなど日本作品は日本語で見せる。

と、英語環境と日本語環境をはっきりとすみ分けすることが大切とのことです。意識して実践していきたいですね。

Goomies(グーミーズ)の本音レビュー

前置きが長くなりましたが、Goomies(グーミーズ)について以下では紹介していきます。

DVDの主な内容

1話3分で、全30話(約90分)がDVDに収録されています。
そして1話は、①アニメーション、②ことば(単語)③うたの3要素で構成されています。

①アニメーションは、可愛いうさぎと恐竜のキャラクターによる日常の一場面がテーマになっています。子供への声掛けがしやすいワードが沢山でてくるので、ママとしても助かります。

②ことば(単語)では、単語のフラッシュカードの映像が流れます。1話につき6つの単語で小さい子供でも飽きないテンポとなっています。また復唱させる場面があるので、そこでママも子供と一緒に復唱してみてください。

③うたでは、有名な英語の曲が可愛いアレンジで登場します。映像も子供たちがメインで、子供がでているからか我が子も1歳前だったのにじっと見つめていました。歌詞がでるので、それをママが歌えば、聞き流し効果が抜群です。

ルーティンがあり、ママが子供と英語でコミュニケーションがとりやすい

以上のように、番組の中にルーティンがあるので、子供であっても「次はこのコーナーがくる!」と頭の準備や切り替えがしやすい点が良いと思います。

何より、YouTubeの動画を適当に流すより、ママが子供と教材を通して声掛けしやすいものとなっているところが特徴です。英語のレベルも高すぎないので、簡単に発音も真似できます。

やはり人気のある教材というものは、考えて作られているなあと改めて感じられました。

スマホやネットをあまり見せたくないママや車移動が多いママにおすすめ!

スマホで動画を見せるのは許しているけれど、本当はなるべくやめさせたいと思っているママにもこのDVDはおすすめです。なぜなら必ず終わりがあるからです。どうしてもYouTubeだとだらだら付けてしまうことありませんか?

DVDはチャプターごとに切れるので、YouTubeのように連続再生機能を子供に見せるたびにオフにする手間もいりません。

また、車でDVDを流せる場合は、子供がぐずらないために見せるのはもちろん、何度も繰り返し同じコンテンツをみて頭に定着させるインプット学習にも最適だといえます。

まとめ

おうち英語は、ママの声掛けが大切であり、それを実践するのにGoomies(グーミーズ)は丁度良い教材だったというのが感想です。

Youtube等のネットと違い、DVDに収録されている内容に限りがあり、「繰り返し見せると子供が飽きてしまう!」とも言われますが、個人的には飽きるまで見たならばそのDVDは買った意味があったと思っています!

おうち英語をDVDで充実させてみてはいかがでしょうか?

ちなみに、Goomiesにもし飽きたら、次はGoomiesと同じくらい気になっている「うっかりペネロペ」の英語版DVDに挑戦してみたいと思っています。

日本初!うっかりペネロペで英語学習