ざっくり言うと
- 読み聞かせは、親も子もマンネリになりがち
- そんな時にオススメ! “読む+α”の「変わりダネ絵本」5選
- 習慣づけるためのポイントは、「ゆるく、楽しく」
親子のコミュニケーションに、そして頭と心の発達に良い影響があると言われる「読み聞かせ」。私自身、現在コトバに関わる仕事をしていますが、幼少期に両親が繰り返し読み聞かせしてくれたことが、今の仕事にも生きていると感じています。
とは言え、読み聞かせは継続が大変なのもまた事実・・・。 そんなマンネリ解消にオススメな、“読む+α”の「変わりダネ絵本」をご紹介します!
読み聞かせ、親も子もマンネリ感じていませんか・・・?
「子どもができたら、読み聞かせをちゃんとしてあげよう!」自分自身も読み聞かせのおかげで本好きに育ったこともあり、そう決心していた私。ところがいざママになってみると、読み聞かせを継続するのって難しい・・・!まだあまり反応がないねんね期は途中で親の方が飽きてしまったり、子どもが動き始めてからはなかなかじっと座って聞いてくれなかったり。そんな試行錯誤から、積極的に取り入れるようにしたのが、“読む+α”の「変わりダネ絵本」。
通常の読み聞かせに加えることで、子どもも絵本タイムを楽しみにしてくれるようになりました。数々の変わりダネ絵本の中でも特にオススメの5冊(+番外編)をご紹介します。
おすすめ5冊のレビュー・感想
(1)あそべる! 「ころころコアラちゃん」(新生児期〜)
子どもが産まれて初めて気づいたのは、新生児期こそ読み聞かせにぴったりの時期だということ。寝返りやずりばいが始まるとじっとしていることが少なくなるので、パパママの話をじっくり聞いてくれるねんね期は貴重です・・・! 笑
一方でまだ視力がぼんやりしている時期でもあるので、分かりやすいものをと思い購入したのが、こちらのパペット絵本。2Dではなかなかピンとこない赤ちゃんも、3Dのコアラちゃんが動くとページに釘づけ。この時期、メリーと並んでお気に入りのアイテムとなってくれました。
ページをめくるごとにいろいろなシーンが展開するこの絵本。主役のコアラちゃんで「パチパチ」「なでなで」「バイバイ」など、基本的な動作をやって見せることができるので、月齢が進んでも活用できてオススメ。1歳半のわが子はいまだにこのコアラちゃんが大好きで、ペンを持たせて一緒にお絵かきしたり、おもちゃのリンゴを食べさせたりして楽しんでいます。
(大日本絵画/値段1980円)
(2)さわれる! 「ふわふわつるつる たべものたっち」(寝返り期〜)
寝返りができるようになった頃から、読み聞かせをしていると絵本の中のイラストに手を伸ばすように。せっかく触るならいろんな刺激を感じてもらいたいと思い、口コミでも評判だったこちらの絵本を購入しました。
開けてみると、とても凝ったつくりになっていて感動。イチゴのツブツブや、とうもろこしのデコボコ、おせんべいのざらざらなど、手触りの特徴をいろんな素材で表現していて、大人も思わず触りたくなるページばかりでした。もちろん息子は大喜び。ページをめくるたびに手を伸ばして、不思議な感触を確かめていました。
シャカシャカと赤ちゃんが大好きな音が鳴るので、お出かけ用のあやしアイテムとしてもオススメです!
(東京書店/値段1078円)
(3)めくれる! 「くだものどうぞ」(おすわり期〜)
文房具で有名な、あのコクヨさんの仕掛け絵本シリーズ。イラストのくだものをめくって、皮を剥くことができる絵本です。
さすが上質な紙を使っているからか、この剥く仕掛けがよく出来ていて、本物の皮剥きに近い動作を体験できます。大人の真似をしたい子どもにとってはとても楽しい体験のようで、ページをめくるたびにとても嬉しそうに剥いてくれるようになりました。
この本のおかげで、本物のみかんやバナナを差し出すと、絵本と同じように一生懸命皮剥きしてくれるように!
同じシリーズに「おやさいどうぞ」もあり、食育にもオススメです。
(コクヨ/値段1100円)
(4)おどれる! 「ぺんぎんたいそう」(たっち期〜)
本を読むより動きまわりたい、そんなヤンチャな時期にオススメの一冊。子どもたちが大好きなぺんぎんが、伸びをしたり跳ねたりかわいく体操をする絵本です。わが子も、「絵本なんて聞いてられるか〜!」モードになってあばれ回っていることがよくありますが、
「ぺんぎんたいそうはじめるよ〜!」と私がこの本のページをめくって体操すると、次のページはどんな振り付けかなと目を輝かせて真似してくれます。水族館や動物館で子どもと一緒にペンギンを観察して、本物の動きを極めるのもオススメです。笑
福音館書店さんのFacebookで料金無料のたいそう動画も挙がっているので、そちらもぜひチェックしてみてください。
(福音館書店/値段880円)
(5)しゃべれる! 「アンパンマン おしゃべりいっぱい!ことばずかんSuperDX」(おしゃべり期〜)
(※対象年齢3歳以上ですが、我が家は自己責任で1歳過ぎから使用しています。ペンを使うので親が必ず付きっきりで見られる時に限定しています。)
1歳半を過ぎ、耳から聞いた言葉をどんどん真似するようになったので、語彙を増やしたくて購入しました。
53ページの中にびっしりとイラストが書いてあり、付属のペンでタッチすると単語や文章を読みあげてくれるという便利な一冊です。最初は恐る恐るのぞいていた息子も、今では自分でペンを握りページをめくっては、いろんなイラストをタッチして言葉を真似しています。
このずかんの良いところは、子どもが受け身になることなく、自発的に興味のあるページを読めること。読み聞かせはどうしても親が読みあげて子が聞く、というスタイルが固定化しがちですが、「ページをめくる」「自分で読む」という初めての体験におすすめの一冊です。ボタン一つで英語バージョンに切り替えることもできるので、長く愛用することができるかなと思っています。
(セガトイズ/値段10,780円)
(番外編)寝られる!? 「動く絵本プロジェクター Dream Switch」
ベッドサイドで寝る前に読み聞かせ・・・憧れのシチュエーションですが、実は子どもが小さいうちは、布団から這い出てしまったり、ライトで目が冴えてしまったりとなかなか難しい!なので我が家は、寝室での読み聞かせはもっぱらこちらを頼っています。
部屋を暗くし、おはなしを流すと子どもも嬉しそうに布団の中に。コマ送りのページに合わせた優しいナレーションが心地よく、親まで眠くなってしまうことも・・・笑
我が家はディズニーバージョンを使っているのですが、息子は「カーズ」が大のお気に入りで、「何を見る?」と聞くと、毎晩「カーグ!」「カーグ!」と嬉しそうにリクエスト。
厳密には絵本ではないけれど、物語の展開にワクワクする気持ちを育くんでくれる、我が家の子育てに欠かせないグッズになっています。 (セガトイズ/値段オープンプライス)
3.ゆるく、楽しく、習慣づけよう!
良いとはわかっていても、なかなか継続することが難しい読み聞かせ。
今回ご紹介したような“読む+α”の「変わりダネ絵本」もうまく活用しながら、ゆるく、楽しく、無理をしないことが習慣づけのポイントかと思います。
「次のシーンで、どんなことが起こるのだろう?」そんなワクワクする気持ちと想像力を、培うことができますように!