【資格試験】算数検定って知ってる?!数字に強い子供を育てる先輩ママの教え

ざっくり言うと

  • 幼児さんだって自信を持って挑戦できる!試験慣れの機会としてもGood!
  • 算数検定のためのお勉強をしながら、実は国語力も自然と身につく?
  • 傾向と対策〜幼児さんの算数検定受験〜おすすめドリル・アイテムをご紹介!

運動系・音楽系・勉強系‥ママさんそれぞれが、お子様の成長に合わせて様々な想いや、習得してほしい技能を想像して習い事を選択されていますよね。勉強系に関しては、本屋さんに溢れている幼児向けドリルを都度手に取って親子で取り組んでいる方も多いかと思います。その積み重ねの結果を、無理のない目標設定の中、親子で把握できるとしたら、一層前向きにトライできるのではないでしょうか。そんな皆さまにおすすめしたいのが、“算数検定”です。

検定試験というと親世代にも特に有名なものとして英検・漢検がありますが、例えば英検5級レベルは、耳からの英語だけでなく文法もある程度理解し始めていないと習得が難しいですし、漢検11級レベルもなかなか幼児期にトライするにはひらがなほど馴染みがなく難易度が高そうにも思えます。その点、算数検定(11級から6級を算数検定・5級から1級を数学検定と呼ぶ)では幼児向けの“かずかたち検定”という階級が設けられていて、もちろん11級からでも無理なく幼稚園生から取り組むことが可能なのです。

傾向を把握して対策すれば、息子(4歳から受験を始め5歳で11級合格、その後不合格も経験しつつ現在7歳で8級合格)が経験している感想として、11級から8級あたりまでは1か月〜半年程度の期間、遊びつつドリルを進めて学んでいるだけでも十分合格が望めます(7割以上の得点で合格)。

かずかたち検定の内容を見ると、ゴールドースター・シルバースターどちらの階級の問題も、数の理解や系列(規則性)、図形といった幼児期の遊びの延長から理解し解答できる内容となっていて、具体的には小学校受験の問題を易化させた内容かなと感じます。長期間での受験の習慣がつけば、他の検定試験や、小学校で机に向かうお勉強にも抵抗なく取り組めます。今回の記事では、そんな幼児期からの算数検定受験のメリットや評判をご紹介します。

1.申し込みの実態や口コミをわかりやすく教えます!

私が小学生の頃は、算数検定を受験していた子はそれほど多くなかった記憶なのですが、息子の受験のために受験方法を調べ、受験を重ねていくと、毎回申し込み開始時刻と同時に、特に都内近郊の会場は即満席となる状態!今やすっかり小学生にお馴染みの検定試験の一つになっているのだなあと実感しています。キャンセル待ちや申込みのキャンセルはできないので、申し込み開始日をしっかり確認スケジュール把握しておくことが大切です。

この点、提携会場受験だと年間の受験日が個人受験に比べて、より多く用意されています。

我が家では集中期は2・3か月に1回受験させているのですが、周りで受験されている親御さんの口コミとしても、受験した結果が届く前に、もしその試験が不合格であると想定できるようであれば次の回を申し込んでしまう(あるいは合格と想定されるならその次の級を申込む場合も)という方が多いです。

自分の年齢や学年にぴったり合う級を、確実に合格できるような状態になってから確認テストのような気持ちで受験するのか、年齢や学年よりも上にあたるチャレンジ級に目標を立てて取り組むのかは、ママとお子様とのイメージするものによると思うので、保育園・幼稚園の行事や習い事などと照らし合わせて検討してみるといいですね。受験にかかる料金は級により異なりますが、個人受験費用の方が提携会場受験よりも高めに設定されていることも、提携会場受験が人気な理由と考えられますね。

2.算数の勉強をしているのに国語の勉強にもなって一石二鳥

算数検定というと、とにかく計算や単位・図形の知識習得の成果を確認する試験というイメージが浮かぶと思うのですが、息子が4歳の頃から約4年間、コンスタントに受験してきた経験として感じる、意外な恩恵をご紹介します。それは国語の分野で、ひらがなを読むスピードが速くなる、読解力が身につくその定着を確認できるという点にあります。算数検定の問題のうち日本語が問題文にある問いでは、ほぼ全ての漢字にふりがながふられています。おそらく受験者の低年齢化を踏まえての配慮がなされているのだと感じます。

まだ3歳や4歳のうちは、ひらがな1文字1文字を目で追うことで精一杯なので、問題の中の決まり文句を飛ばし読みする感覚ももちろん掴めていません。普段のご家庭での読み聞かせの中でも、子ども自身で確実に文字を読ませて理解させる機会ってなかなか取れていないのではないでしょうか?似たような問題形式・言い回しに何度も触れさせてあげることで、気づけば文章を読むスピードが速くなっていることを、本人もママも感じることができるでしょう。

ちなみに息子が11級を受験した年中さんの頃もやはり、ひらがなを正確に読む力をつけることに苦労したのですが、就寝前の読書タイムにも自然と熱が入り、算数へのモチベーションが読書への動機付けにもなりました。また、正しい数字やひらがなを答案用紙に書けないともちろんお丸をいただけないので、綺麗に書こうとする姿勢が身についたと記憶しています。

3.おすすめドリル・アイテム4選のレビュー・感想

対策にあたっての傾向を知る一番の有効アイテムはもちろん過去問です。

したがって、まずは、日本数学検定協会から出版されている受験級の「過去問題集○級」を手に入れましょう。11級や10級の受験には、シリーズとして出ている「親子で始めよう算数検定○級」が分かりやすく絵を混じえて書かれていておすすめです。時間に余裕があれば、「要点整理○級」もぱらぱら見ておくと理解度が深まりますね。

次にドリルについてですが、問題が単調に羅列されているドリルや問題集は、もちろん枚数を多くこなして鍛錬するために、いくらあっても良いのですが、習い事などで教わったことのない分野の知識の定着を図るために特にオススメである息子が幼稚園時代に愛用していたドリルなどの勉強アイテムをご紹介いたします。

(1)フレーベル館「アンパンマンおしゃべりとけい」

これはおそらく3歳頃から我が家におもちゃとして存在していました。時計のおもちゃは他にも公文式のものなどいくつか持っていますが、これは音声が出て楽しいし、短針が少しずつ動く間の時間(例えば短針が9と10の間にある時、9じと描かれている)も分かりやすく描かれていて、幼児さんがパッと見て迷わず認識できるので好んで遊ばせていました。特に11級や10級は時間の読みや文章題での問題が頻繁に出題されるので、おすすめです。お値段は定価税込2,178円です。

(2)新興出版社「ドリルの王様」シリーズ

特にこの、1年のたしざん・ひきざん上の問題集には、数の合成・分解を理解できるプリントが序盤に数枚入っていて、いくつといくつ(例えば10は6と○など)問題に慣れておくことが、長い目で見たときに計算のスピードが上がる要素となるので、ぜひたくさん触れさせてあげてほしいです。分数やかけ算、わり算の時にもこの概念が身に沁みついていると、より早く解けるようになります。解説部分は少なく、比較的単調なタイプのドリルですので、最初のうちはお母さんも一緒に横で1枚解くなどしてあげると良いかと思います。シリーズものとして上下セットで買い求めることが多いです。お値段は定価税込748円です。

(3)「すみっこぐらし学習ドリル」シリーズ

こちらのドリルに出会うまでは、正直キャラクターもののドリルで実力がつくのかしらと疑ってしまうところがあったのですが、一番おすすめしたいくらいとても優れた構成となっており大好きなシリーズです。何といっても解説が丁寧で分かりやすい!そのため先取り級の受験にもおすすめなのです。シールもついていて、机に向かうのが楽しくなりますね。お値段は定価税込880円です。

(4)文響社「うんこドリル」シリーズ

こちらのシリーズも親からすると、見た目でなかなか手に取るのを躊躇いそうな問題集なのですが、子どもが学習に向かうにあたって楽しいと思えるポイントを要所要所に盛り込んでいて、圧巻の出来栄えだなと感じます。今や皆が知っている大人気のドリルですよね。解説が、すみっこぐらしシリーズに負けず劣らず丁寧で、どの学年のドリルも子ども一人でも取り組みやすい内容となっていると感じます。

特に男の子におすすめかもしれませんね。算数検定の文章題に慣れたいお子様にはぜひ、一度は解いてみていただきたいです。うんちを題材としてさまざまな文章題が提案されていて、大人もぷぷっと笑ってしまいます。お値段は定価税込1078円です。

ぜひ参考にしてみてくださいね!