【Babypark】ベビーパークに入会しなかった理由【体験レポート】

ざっくり言うと

  • ベビーパークのレッスン内容の詳細・月謝を一挙公開。
  • 我が家が入会しなかった理由は、「既に自宅で実践していることが大半だった」から。
  • ベビーパークは、“知育”について知識が少ないママor忙しくて時間が無いママにおすすめ!

Babypark(ベビーパーク)は、従来の子供を対象とした幼児教室と異なり、ママが育児を学びながら子供と一緒に成長出来る0~3歳向けの乳幼児親子教室です。

全国展開しており、私の友人の中にも通わせている人がちらほらいて、友人たちからの評判は良かった一方、ネットの口コミでは「胡散臭い」「怪しい」というネガティブなものもあり、費用も結構かかる(月額料金約17,000円)ので、とりあえず体験してから決めようと思い行ってきました。

まだ0歳なのにわざわざ高い月謝を払って通う必要があるかどうか考えた結果、我が家はとりあえず見送る決断をしましたが、そこに至った経緯や体験してみての感想等をこの記事ではご紹介したいと思います。ベビーパークの入会を検討されている人の一助となれば幸いです。

ベビーパークのレッスン内容

(1)体験入会の大まかな流れ

体験入会は2回に分けて行われます
(正直、「1回にまとめてほしい」というのが本音でした)。

まず、1回目は、「育児勉強会」(約50分)。

0~3歳児教育の在り方についての説明、レッスン内で行うアクテビティについての説明をされます。これによりレッスンを体験した際の理解を深めることができるとのこと。また、ベビーパークの英語育児の考え方も説明されます。

主に、子供の脳は3歳までに80%成長するからこの時期が大切であること、「叱らない育児」をするという教育理念をもっていることをお話されます。

そして、2回目は、いよいよ通常レッスンにまざって「マザーリングとフルレッスン」(約50分)。

流れとしては、マザーリング(講義10分)→点呼・はじまりの歌→追視(目の運動)→フラッシュカード→百玉そろばん→日本語・英語の歌2曲→(合間にフラッシュカード→)体を使った遊び、カードを使った遊び等→日本語・英語の本2冊→(合間にフラッシュカード→)おしまいの歌

という感じでした。

(2)通常レッスンの具体的な内容

今回私はAクラス0歳2か月~0歳8か月のクラスに参加してきました!

マザーリング:最初の 10分間、配布されるA4・1枚の内容を先生が丸読みし、ママたちに子育ての豆知識を教えます。毎回ネタは変わるようです。ちなみに私が参加した時のネタは、「公教育の限界と家庭教育の重要性」でした。

点呼・はじまりの歌:先生が名前カードを配りながら、子供の名前を読んで点呼します。その後はじまりの歌が流れました。どの子もまだ名前を呼ばれてもピンときていない感じでした。

追視(目の運動):音のなる人形を先生が持って、上下左右斜めジグザグに動かします。それを子供たちに目で追わせます。まだ7か月でしたが、我が子も目を動かしていました!

 フラッシュカード:先生が絵のかかれたカードの束を持ち、1秒以内のスピードでカードを読み上げていきます。映像記憶を鍛えて大量の情報を脳にインプットすることを目的にしています。七田式で採用されている知育方式として有名ですよね。15~20枚のカード(それぞれのカードに関連性は無かったです)を先生が読み上げていました。また、他のレッスンの合間にちょこちょこ同じカードのフラッシュが挟まれました(唐突感が否めなかったけれども)。繰り返すことが大事なのでしょう。

 百玉そろばん:いろいろな幼児教室で取り入れられている百玉そろばん。まだ月齢が低いので、1~10まで数字をカウントしながら、球を一つずつ指でお母さんと一緒に動かす練習をしました。

日本語・英語の歌2曲:季節の歌(日本語と英語)を歌います。日本語は、歌詞と五線譜がプリントされており、歌を普通の歌詞とドレミで歌います。英語は英語で歌います。その際、指で歌っているところを指してそれを子供に見せながら歌っていきます。私のときは日本語が「お正月」、英語が「We Wish You A Merry Christmas」でした。

体を使った遊び、カードを使った遊び等:Aクラスではベビーマッサージとハイハイの訓練、教室内を抱っこして歩き回り色を見つける遊びをしました。また、すずらんテープでつくったポンポンが先生から配布されて、子供たちに音や触感を感じさせていました。

日本語・英語の本2冊:日本語はベビーパークのオリジナル絵本を先生が読み聞かせします。英語は「オックスフォード・リーディング・ツリー」というイギリスのオックスフォード大学出版が出している、学習用絵本シリーズの音源を流して先生がページをめくります。

おしまいの曲:「げんこつ山のたぬきさん」を皆で歌って終わりました。

ベビーパークの入会金・月謝

ベビーパークには年齢ごとにA~Eまでのクラスがありますが、入会金(入室金)、教材費及び管理費は共通、月謝はクラスごとに異なります。(2022年1月現在)

<クラス>レッスン時間:50分間×年間42回
A 0歳2か月~0歳8か月 ←この体験にいきました!
B 0歳9か月~1歳3か月
C 1歳4か月~1歳10か月
D 1歳11か月~2歳5か月
E 2歳6か月~3歳0か月
入室金:15.400円(→だいたいキャンペーンで0円になる模様!)
教材費:1,100円/月
管理費:550円/月
月謝:A~Dクラス 15.400円/月、 Eクラス 17,380円/月

ざっと諸経費込みで約17,000円/月かかる計算です。これを高いととるか安いととるか…。

ベビーパークに入会しなかった理由

(1)先生の雰囲気が独特&無資格

私が体験に行ったところの先生は、40代後半~50代前半と思われる優しい雰囲気の女性でした。猫なで声だったのと、話しているときに目を見て話しているというより、目線が常に遠くにあって少し怖かったです。

レッスン自体はテンポよく進んでいくのですが、終始ハイテンションな点も私は苦手でした(子供の興味を引きつけるにはあのテンションが必要なのかもしれない)。他の先生を体験していないので一概には言えませんが、結構好き嫌いが分かれるタイプの先生が最寄り校だったのは残念。

また、小学館など大手4社が運営する幼児教室(ドラキッズ、キッズパル、めばえ教室、すこやか教室)の講師になるには保育士や幼稚園教諭の資格が必要な一方で、ベビーパークの先生の採用は「資格不要」であることから、誰でも出来てしまう=胡散臭いと言われてしまうのかなと思いました。

(2)低月齢だと時間にムダが多い

レッスン中盤になると、低月齢クラスということもあり、途中で寝てしまう赤ちゃんやぐずる赤ちゃんもいました。その場合は一時的に離脱する感じになり(その場にはいるが参加しない)、もったいないという気がしました。

赤ちゃんなので気分や睡眠のムラがあるから仕方ないですが、これならもう少し大きくなって子供のリズムが安定してからでも良いかなと思ってしまいました。あと、最初のマザーリング10分間は、正直A4の紙に書いていることを読み上げることがメインなので、これを家で読むよう指導してくれれば子供に充てる時間が増えるのに…とも思ってしまいました。

(3)一つ一つのレッスン単元の時間が短い

これは「あえて」なのかもしれませんが、一つ一つのレッスン単元の時間が短く、流れるように過ぎていくため、確かに刺激にはなりそうでしたが、意味があるのかいささか疑問でした。

「この速さだから良い!」という方もいらっしゃるかもしれませんが、私は色々詰め込みすぎている感じがして、もう少しフラッシュカードをやる時間や百玉そろばんを動かす時間をまとまって取ってほしいなと思ってしまいました。

(4)教材がいまいち

例えば歌のカードにしても、配られたポンポンにしても自宅で簡単に調達できそうなものばかりでした。また、フラッシュカードや百玉そろばん、さらに英語の絵本(オックスフォード・リーディング・ツリー)も普通にネットで買えてしまうものが多かった(実際私も既に保有しているものが多かった)です。せっかく教材費も授業料と別に払っているのだから、せめてこどもちゃれんじレベルの教材が欲しいなと。

ベビーパークに向いている人の特徴 

私の場合、自身が幼少期、幼児教室に通っていた経験があったため、レッスン内容とほとんど変わらないことを自宅で既に実践していました。そのため、月謝を払ってまでこの月齢で通わせる必要は無いと思い、本入会はお断りしました。ただ、私は幼児教育に関心が高いことに加えて、仕事もまだ復帰していない状態で毎日子供とゆっくり過ごす時間があることが、本入会しない理由になりました。

逆に言えば、幼児教育についてまだあまり詳しくないママであれば、どういうことを家で実践できるか学ぶ場になるでしょう。また、仕事や上の子のお世話等で、子供とのんびり遊ぶ時間が少ない忙しいママであれば、このレッスンの時間が子供を教育して触れ合う貴重なひとときとなるでしょう。そんなママさんたちにはきっとピッタリなお教室だと思うので、ぜひ体験されてみてはいかがでしょうか。